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持続可能な物流構築に向けて

中距離帯での定期貨物鉄道輸送を開始

ネスレ日本は2010年からモーダルシフト(トラックによる輸送から鉄道および海運輸送への転換)を推進するなど、環境負荷の軽減に向けて積極的に取り組んでまいりました。

2023年9月より、JR貨物グループとの連携によりトラック輸送から貨物鉄道輸送への移行をさらに加速させ、2024年2月、食品・飲料業界初の中距離帯での定期貨物鉄道輸送を開始しました。

本取り組みの開始により、静岡エリアから関西エリアへ200トン/日のトラック輸送を鉄道へ移行することとなり、年間の二酸化炭素(CO2)排出量は約900トン削減できる見込みです。また、今後も段階的に対象品目と地域の拡大に取り組む予定です。
※1社で200トン/日規模の輸送において、ネスレ日本、JR貨物調べ(2024年1月末時点)

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これまでのネスレ日本の「持続可能な物流」への取り組み

取り組み
2011
  • ネスレ日本、JR貨物、全国通運の3社により「神戸モーダルシフト協議会」を設立
2014
  • JR貨物などが幹事を務める「イオン鉄道輸送研究会」専用列車へ参画
2015
  • 「イオン鉄道輸送研究会」専用列車による静岡~福岡間での往復鉄道輸送を実現
  • 川崎近海汽船、日本気象協会とともに天候を活用した海上輸送モーダルシフトを推進し、省エネルギーの実現や物流分野において将来懸念されるトラックドライバーなどの人手不足への対応を進めていくことに合意
2016
  • ネスレ日本 霞ヶ浦工場とネスレ日本 姫路工場間の社内物流において、往復鉄道輸送を開始
2018
  • JR貨物と連携し、土浦駅(茨城県土浦市)の貨物駅を“倉庫”として活用する「土浦モデル」を開始
2020
  • JR貨物など5社と連携し、米等の農作物運送用に空回送されていたコンテナを「ネスカフェ ボトルコーヒー」の輸送に活用する「産業を跨いだ新たな鉄道運送水平共同モデル」を構築
2021
  • トラックCO2排出削減のための代替燃料「リニューアブル・ディーゼル燃料」の採用に向けた実証実験を実施
2022
  • 顧客向けの製品配送に電気トラックを試験導入
  • スイス本社と連携し、3工場にトラック待機時間の削減を行う輸送管理システムを導入
2023
  • 三井情報と連携し、配送状況の可視化やトラックの待機時間を把握できる新しい仕組みを導入

Voice 社外の声

JR貨物グループは、ネスレ日本の『バリューチェーン全体を通じ環境へ配慮する取り組み』に賛同いたしております。国内の物流分野でみますと、カーボンニュートラルへの取り組みに加え、トラックドライバーの担い手不足への対応が急務とされております。この様な状況下、「JR貨物グループ長期ビジョン2030」として掲げる「物流生産性の向上」「安全・安心な物流サービス」「グリーン社会の実現」「地域の活性化」という4つの価値を社会に提供してまいります。ネスレ日本さまの「持続可能な物流構築」にさらに貢献できますよう、今後もJR貨物グループ一丸となって真摯に取り組んでいく所存です。

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日本貨物鉄道株式会社
鉄道ロジスティクス本部 営業部
特積・流通・機械産業グループ
サブリーダー 福岡 大輔 様