広報担当
サステナブルなひと
いつか子どもたちに胸を張って伝えたいと思う、誇れる仕事
「サステナビリティは日本ではまだ歴史の浅い概念ですが、だからこそ携わる全員が経験や社歴など関係なく皆が同じフィールドに立って、同じ目線の高さで話ができるという面白さがある」と今の仕事の魅力を感じています。
マーケティング&コミュニケーションズ本部 コーポレートアフェアーズ統括部
サステナビリティ&ステークホルダーリレーションズ室
Keisuke Y.
経歴
2017年 | キャリア入社 マーケティング&コミュニケーションズ本部 コンシューマーリレーションズ部 お客様相談室 |
2023年 | マーケティング&コミュニケーションズ本部 コーポレートアフェアーズ統括部 コーポレートコミュニケーション室 |
2023年4月~ | 現職 |
学生時代からの想い「社会問題の解決への貢献」を叶えるまで
私は理系出身で、大学院まで食品や環境化学物質の研究に携わり、環境保全学を専攻していました。その頃から「いつか自分も社会問題の解決に貢献したい」と考えていました。
ネスレ日本に入社後、一従業員として共通価値の創造(CSV)やサステナビリティの取り組みを詳しく知る機会に恵まれました。すると、学生時代の想いが湧きあがり、「せっかくネスレで働くのなら、CSVやサステナビリティにメインで関わる仕事をやりたい」と考えるようになりました。
ちょうどその頃、2021年春に出版された『食品産業の未来 ネスレの挑戦』(ネスレS.A. 名誉会長 ピーター・ブラベック‐レッツマット著)を手に取り、読み進めていくと疑問がいくつか出てきました。どうしてもその疑問を放置できなくなり、ネスレ日本のサステナビリティをリードする担当者に思い切って質問しました。そうしたところ、快く応じてくださり、私の疑問を解きほぐしてくれました。
それがきっかけとなったのか、その後、サステナビリティに関わる現部署に異動することになりました。
サステナビリティ&ステークホルダーリレーションズ室の役割
私が所属するサステナビリティ&ステークホルダーリレーションズ室の役割は、大きく2つです。
1.ネスレのサステナビリティの取り組みを社内外にコミュニケーションすること
社外でステークホルダーの皆さんと意見交換を行うこともありますし、学生を対象にSDGsや探究学習を通じてネスレの取り組みを伝える活動も行っています。
「ネスレ サステナビリティ プログラム」の詳細はこちら
従業員の皆さん向けの社内コミュニケーションも大切です。「ネスレ サステナビリティ プログラム」を従業員とそのご家族向けに実施したり、ビジネスに直結する従業員向けの説明会でサステナビリティの取り組み(「ネスカフェ」のコンセプト"Make your world")について説明することもあります。
ネスレの取り組みを社内にしっかりと伝えることで、従業員の皆さんにネスレで働いていることを誇らしく、またやりがいを感じてもらうことを目指しています。
「ネスカフェ」Make your worldの特設サイトはこちら
2.コパイロットとして各ブランドのサステナビリティ訴求推進
私は、「ネスカフェ」「キットカット」をはじめとするネスレのブランドがサステナビリティを訴求する際のコパイロット(Co-pilot、副操縦士)の役割も担っています。サステナビリティの専門家として、ブランド担当者と一緒にお客さま(消費者および顧客)にもっと共感していただける効果的なコミュニケーションを考えるのも私の重要な仕事です。
その他、ネスレは世界180カ国以上で事業を展開するグローバル企業ですので、グローバル本社とネスレ日本間のコミュニケーションの橋渡し役も担っています。
※「ネスカフェ エコ&システムパック」発売15周年を記念するメディアラウンドテーブル(報道関係者向けの説明会)で「ネスレが世界的に推進する『製品パッケージの改善』『サーキュラーエコノミー構築』」について紹介する山口
「ネスレのサステナビリティ - ネスレ日本の取り組み」の詳細はこちら
仕事のやりがいや面白さ、今後の目標
私が最も苦労していることは、カバーしなければいけない領域が非常に多岐にわたることです。サステナビリティというと、温室効果ガスの削減やプラスチックごみの削減が頭に浮かぶと思いますが、これ以外にも生物多様性、アニマルウェルフェア(動物福祉)、人権への取り組み、原材料などの責任ある調達など非常に幅広い領域が含まれます。
だからこそ情報収集は欠かせません。アンテナを張り、セミナーや勉強会にも積極的に参加するようにしています。ウエブ記事、雑誌なども目を通して、先んじて社会の潮流を把握するように努め、有識者の方との関係構築も心がけています。
この仕事を始めてから行政、有識者、学校関係者、NPOの方はもちろん、同業他社、本来は競合関係にある企業の方ともつながりを持つことができました。ものすごい財産です。
今後サステナビリティの重要度がさらに高まり、世界的に大きな潮流になっていく中で、グローバルなネスレという企業でサステナビリティ担当であることを私はとても誇らしく思っています。自分の子どもたちはまだ幼くて理解できないのですが、いつか自分の仕事について胸を張って伝えたいです。