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公正な移行

ネスレS.A. CEO マーク・シュナイダー、バリューチェーン全体での新たなアプローチを語る
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プライベートでもビジネスでも、求められたことや期待されたことだけをするのは、一般的に満足のいくことではありません。必要最低限のことしかしない行動計画では、現状維持になってしまいます。

このようにして企業は世の中の流れに合わせて無用の長物になったり、シェアを失ったりしてしまいます。ネスレは、150年以上にわたり進歩の限界に挑戦する企業として成功してきました。

ネスレは、これと同じアプローチで、気候変動対策に貢献するという深いコミットメントを反映した骨太な計画を策定しました。ネスレは、製品や事業に対して包括的なアプローチをとり自らの影響を測定していますが、それだけにとどまりません。今、ネスレはサプライヤーの影響を考慮し、ビジネス エコシステムを精査して、どこでどのようにすれば公平な変化をもたらすことができるかを考えています。

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企業が世界を良くする力となるのか疑っている人には、ネスレのネットゼロ ロードマップをご覧いただきたいと思います。ネスレの詳細な計画には事業活動だけでなく、その先にあるネットゼロ エミッションを達成するために必要なすべてのステップとツールが透明性をもって示されています。ネスレは、世界中の従業員のたゆまぬ思慮深い努力により、フードシステムの気候変動の影響を改善するために多大な貢献をしています。私たちの目の前にある世界的な課題は、おとなしくしていては解決しません。私たちはより遠くへ、より速く、生態系を再生し、サプライチェーン全体で公平性を実現する気候変動対策を加速させなければなりません。

英グラスゴーで開催される国連気候変動会議に向けて世界中が準備を進めている中、すべての企業は、私たちが自らに問いかけた質問に答えるべきだと考えます。変化をもたらすために、どのように自分たちの役割を果たすのか?

農業従事者と協力してその時を迎える

ネスレは、ビジネスの焦点を考慮して、まず農業に優先してリジェネレーションに取り組むことで、直接的にも長期的にも最大の効果が得られると考えています。また、あらゆる年齢、背景、文化を持つ人々がこの地球規模の課題に参加するために、エンパワーメントや支援にも力を注いでいます。気候変動への取り組みに「私たち」や「彼ら」は関係ありません。ネスレは、Generation Regenerationとはすべての企業、すべての人々にとっての使命だと考えています。気候変動対策を前進させることは、結局のところ私たち一人ひとり、そして次の世代のためなのです。

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生態系を優先して大地を再生するために農法を変えることが重要ですが、公平な移行とは、この移行を進めるために農業従事者が支援を必要とすることを意味します。ネスレは、自社のサプライチェーンに関わる農業従事者に対して、スマート灌漑設備やバイオガス(廃棄物を再生可能なエネルギーに変換する)など、再生農業法を採用するための科学的、技術的な支援を提供します。公平で公正なシステムを加速するネスレのモデルは、自社のサプライチェーン全体に展開されます。ネスレはまた、農業従事者の資本や設備への投資について、それぞれのニーズや機会に合わせた支援を行います。最後に、再生農業で生産された農産品には割増価格を提供します。農業従事者は品質の高い原材料だけではなく、環境にプラスの影響を与えていることに対しても報われるのです。

この重要な取り組みの一部はすでに進行中です。乳製品の購買力を排出量削減に向けて活用しています。南アフリカ、パキスタンではネットゼロ酪農への道筋を示し、米国では農場とのパートナーシップにより農場に廃棄物を残さないようにしました。ネスレは、農業従事者と協力して、水の灌漑、家畜のふん尿の肥料化といった再利用、メタン回収による排出量削減に取り組んでいます。それぞれの農場でのこのような変化は、規模が拡大すれば、温室効果ガスの大幅な削減につながります。

ネスレは、小規模な農場に同様の支援を推進しています。インドネシアでは、小規模な家族経営の農場がバイオガス ダイジェスター装置を使って家畜の排せつ物を管理することを支援し、廃棄物をエネルギー生産に利用しています。パキスタンでは、農業従事者が節水と生産性向上のために、点滴灌漑を利用できるようにしています。世界有数のコーヒー会社であるネスレは、特に小規模農家の支援に力を入れています。これまでに2億3,500万本のコーヒー苗木を配布し、世界中の農業従事者が収入を増やし、よりレジリエントな農場を作れるよう支援してきました。生活を向上し、気候変動問題に取り組む支援をしています。

コミュニティに対する総合的な支援

エンドツーエンドの影響のうち、農場で起こることはほんのわずかです。すべての農場、生産施設、オフィスで、ネスレはコミュニティの一員として活動しています。実際に、クアラルンプールのにぎやかな街、米国インディアナ州東部の小さな町、コートジボワールのカカオコミュニティなどで、ネスレはコミュニティの多様性を大切にしているのです。ネスレが事業を展開しているすべての場所で、コミュニティへの支援は異なっています。なぜなら、コミュニティはそれぞれ異なるからです。エジプトでは、現地のステークホルダーと協力して現地の運河を修復し、現地の農家が清潔で良質な水を入手できるようにしています。また、現地の水道局と協力して、コミュニティの給水所を改修し、老朽化した配管網を修復し増設しました。この取り組みにより、家庭に清潔な水道がもたらされるようになりました。

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ネスレのパートナーシップは、単にビジネスを成長させるだけでなく、人々の生活を向上させる機会でもあります。ネスレのサプライチェーンにおける取り組みは、現地のコミュニティに大きな影響を与える可能性、特にジェンダー平等の問題があります。世界的に見て、女性の土地、信用, 情報へのアクセスは依然として制限されています。これを変えるためにネスレは尽力します。

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ネスレは15,000人以上の女性を対象に、コーヒー栽培、金融リテラシー、リーダーシップの研修を実施しています。この研修は、世界のコーヒー価格を理解することから、市場力を強化する方法、収穫のコツまであらゆることを含みます。

女性が収入を得て、日々の家庭運営に発言権を持つと、家族の健康、栄養や教育に投資する可能性が高くなります。弊社のネスプレッソのチームの言葉を借りれば、ジェンダー平等は持続可能な開発に向けたきっかけとなります。

ベストプラクティスが最高の製品を生み出す

ネスレのリジェネレーションとサステナビリティの投資はすべて、製品パイプラインに貢献します。私が概要をご説明したネスレの長期的な取り組みにより、ネスレはより優れた製品を提供する、より強い企業になるでしょう。ネスレのコーヒーやプラントベースのハンバーガーを口にするたびに、お客さまの手に届くまでの過程に誇りを持っていただくことができ、中身に満足していただけるのです。この舞台裏には、2,000におよぶネスレのブランドが採用するイノベーティブなアプローチが反映されています。

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健全な土壌と栄養価の高い食品との関連性に投資をしたり、女性が自ら農業ビジネスを運営できるようにしたりするなど、Generation Regenerationの活動は、地球そしてお客様のためになる、より良い持続可能な未来へと私たちを導いてくれるのです。すべての農業保護の取り組みは、世界の切迫する環境ニーズに不可欠なものであり、奨励されるべきものです。

事業を展開するあらゆる場所で、そしてネットゼロ ロードマップが示すあらゆるところで、ネスレは持続可能性を超えて、環境保護、回復と復元を支援することをコミットします。さらに先へ、ともに歩みを進めていきましょう。