2023年5月の提供開始から現在までに、1,000校以上の中学校・高校に導入され、 10万人以上の生徒さんに教材として使われている「ネスレ サステナビリティ プログラム」。今も導入校が増え続け、ますます広がりをみせています。今回さらに、個別指導の学習塾「明光義塾」を全国展開する株式会社明光ネットワークジャパンさまと探究学習イベントを共同開催しました。「ネスレ サステナビリティ プログラム」の開発から携わり、今回の探究学習イベントで講師を担当した山口が、その内容や今後の展開について語ります。
*記事内の情報はすべて取材時(2025年8月)時点のものです。
「ネスレ サステナビリティ プログラム」とは?
ネスレの社会課題に対する取り組み事例を通して、中学生・高校生が自分の身の回りの課題について考えることができるオンライン探究学習教材です。コーヒーの「ネスカフェ」やチョコレートの「キットカット」など、日常生活のなかで身近に接する食品や飲料を題材にしていることが特徴です。映像教材をヒントに、個人ワークをした後、グループワークで考えを共有・発表するという流れでスムーズに探究学習に取り組むことができるよう工夫されています。主体的・対話的なアクティブラーニングを通じ、協働的な学習を進めていくことができます。
※詳細は、こちらよりご確認ください。
はじめに、なぜ食品飲料企業であるネスレが中学生・高校生を対象にした探究学習教材を開発したのか教えてください。
ネスレのパーパスは「食の持つ力で、現在そしてこれからの世代のすべての人々の生活の質を高めていきます」です。このパーパスの実現は、多くのステークホルダーの皆さまと協力してなしえていくものだと考えています。私たちは、ステークホルダーでもある次世代の皆さんとともに学び、一緒にサステナブルな未来を作っていくことを重視しています。そのため、教育にも力を入れています。
2011年以来、「栄養(食べること)」と「運動(からだを動かすこと)」を連動させ、「自分のからだは自分でつくる」意識を育む健康教育プログラム(ヘルシーキッズプログラム)を全国の小学生に提供してきました。さらに、2021年からは、小学生、中学生、高校生を対象に、持続可能な社会づくりのためにネスレが行っている活動を伝える出張授業を実施しています。
全国の学校からたくさんの出張授業のご依頼をいただくようになりましたが、地理的、時間的な制約により、すべてのご希望にそえないことがありました。そこで、これまでの知見を活かし、2023年にオンライン 探究学習教材「ネスレ サステナビリティ プログラム」を開発しました。
学習塾の「明光義塾」とネスレのコラボレーションが実現した背景
「ネスレ サステナビリティ プログラム」は、2023年のリリース以来、1,000校以上の学校で採用されてきました。
今後も全国の学校の生徒さんたちにプログラムを活用いただきたいと考えています。ただ、学校以外に塾も子どもたちが集う場ですよね。
明光義塾さまとは、2024年末にご縁があり、お話する機会をいただいた際、明光義塾さまも私たちと同じように、子どもたちと一緒に未来を考えることが重要と考え、子どもたちのゴールを受験合格だけでなく、その後も生き生きとした人生を送れる人になることに重きを置かれていて、そのために総合的な学習や探究学習を重視されていることが分かりました。両者が次世代の子どもたちにサステナブルな未来を考える力を育むことの重要性で一致し、受験後も幸せな人生を送るために役立つ総合的な力を身につけてもらいたいという共通の思いがあり、このコラボレーションが実現しました。
今回のイベントで講師をされた明光義塾の菅沼文秀さま(明光義塾本部 関東甲信越カンパニー 埼玉エリアマネージャー)にもネスレ日本とのコラボレーションについて伺いました。
「ネスレ日本さまとのコラボレーションは、『やればできるの記憶をつくる』という明光義塾のパーパスに共鳴するものでした。変化の激しい時代に必要な『生きる力』を探究学習を通じて育み、生徒たちが夢に向かって進むサポートをしたいという想いが実施の決め手です。
当日は、初対面の緊張があった生徒たちも対話を通じて打ち解け、最後には堂々と発表を行いました。短時間ながら対話と共創があり、終了後の生徒たちの笑顔がとても印象的でした。」
菅沼文秀さま(明光義塾本部 関東甲信越カンパニー 埼玉エリアマネージャー)
「自分の将来と関連付けて考えることができた」
夏休みのイベントでしたが、明光義塾に通うたくさんの生徒さんにお越しいただきました。
「ネスレ サステナビリティ プログラム」を通して、ネスレの取り組みを学んだ後、生徒さん自身が身の回りの色々な社会課題について考えてくれました。自分たちの生活を振り返り、自ら課題を見出し、真剣に取り組んでいて、大人が考えつかない視点で物事をとらえている点が興味深く、こちらもとても学びになりました。
グループワークでは、初対面の生徒さん同士がグループになっていましたが、それぞれの意見を出し合い、活発な対話が生まれていました。
参加された生徒さんたちがグループワークをする様子
授業の後、生徒さん同士が記念撮影をしたり、SNSの連絡先を交換したりして、親交を深めてくれたことも印象的でした。このイベントがきっかけで、生徒さんのコミュニティが広がったら嬉しいですね。
参加された生徒さんからは、「とても勉強になった」「自分だけでは気づかない課題を知れて為になった」「自分の将来と関連付けて考えることができた」といった感想をいただきました。
このプログラムを受講したことで視点が変わり、これまで気づかなかった社会課題に問題意識を持つようになる生徒さんもいらっしゃるのではないでしょうか。この体験が、自分自身で未来のこと、将来のことを考える力を育む一助となっていればいいなと思います。
今後は全国に展開
今回のイベントは、埼玉県と愛知県で実施されました。今後は、全国の明光義塾でこのプログラムを展開していく予定です。このプログラムを通して、より多くの生徒さんにネスレのサステナブルな取り組みを知っていただき、身の回りのことを考えるきっかけにしていただけたら嬉しいです。