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ネスレ ピュリナ 「ネコのバス」

保護猫の譲渡会
nestle purina cat bus

ネスレ ピュリナでは、保護猫が新しい家族と出会うための場所として「ネコのバス」を活用した譲渡会を開催しています。この「ネコのバス」を担当する社員2名を紹介します。
また、譲渡会にご協力いただいている名古屋市健康福祉局のご担当者さまからも特別にコメントを頂戴しました。


ネスレ ピュリナ ペットケア
マーケティング統括部 内記 利宏

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「ネコのバス」は保護猫(飼い主のいない居場所を失った猫)が持つ猫本来のかわいさや命の温もり、猫との暮らしの良さを来場者に体感してもらい、猫との暮らしを検討できる場所を提供するために作られました。車内は“猫カフェ”をテーマに改装されており、猫が安全快適にそして自由に過ごせるように、冷暖房設備や猫の逸脱防止用の二重扉、キャットウォーク、キャットタワー、姿を隠すことができるベッドまであります。このゆったりした空間の中で、保護猫の譲渡会を実施しています。

マスメディアやSNSでは空前の「猫ブーム」といわれていますが、その一方で多くの保護猫が殺処分されている悲しい現実があります。以前から、私たちネスレ ピュリナは、社会から最も信頼されるペットケアカンパニーを目指して、ペットを飼う上での社会的な問題の解決などに積極的にさまざまな取り組みを行ってきました。

この「ネコのバス」は、ブームの影で社会的な問題になっている猫の殺処分問題の解決をサポートするため、移動型の保護猫の譲渡会というコンセプトのもとで、保護猫と身近に出会い、交流できる場を提供しています。2018年4月に神戸市で開催した第1回からすでに15都市で「ネコのバス」イベントが開催され、多くの猫が新しい家族に出会うことができました(2020年3月現在)。

譲渡会に来場したお客さまからは、「新しい家族がきたことで生活にハリがでた」、「保護猫を助けたいと思っていましたが、逆に自分達のほうがが幸せをもらい、感謝しています」などの声をいただいています(「『ネコのバス』譲渡会 ドキュメンタリームービー」)。

保護猫の譲渡会は、私たちネスレ ピュリナだけでは実現できません。行政はもちろん、保護猫を譲渡会に連れてきてくださるNPOやシェルターの方たちの存在があって、はじめて実現することができます。譲渡会参加者様に喜んでいただけるのは、NPOやシェルターの方が譲渡を手厚くサポートしてくださっているからです。

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「ネコのバス」はネスレ ピュリナのビジネス面でも大きなインパクトをもたらしてくれました。まず、ネスレ ピュリナの新しいタッチポイントを創ることで、ブランドの確立に大きく貢献することができました。さらに、ネスレ ピュリナ ペットケアが、ペットと人が共生する豊かな社会づくりに貢献する企業だという認識が広まりました。現在は、ネスレ ピュリナとお取引のある小売店様から、「ネコのバス」の譲渡会を店舗で実施したい」というお引き合いをいくつも頂戴しています。

改めて、「ネコのバス」は、ネスレ ピュリナという恵まれた環境がなければ、実現できなかったと感じています。ネスレ ピュリナは、ペットフードカンパニーにとどまらない、ペットケアカンパニーであるという自負を持って、ペットとヒトとの共生を目指していますが、その意識は社員一人ひとりにも、しっかり根付いています。だからこそ皆で協力し合って、このような取り組みを実現できたのだと思います。


ネスレ ピュリナ ペットケア
西日本支社 九州支店
矢嶋 優

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「『ネコのバス』を小売店や卸店と連携して九州支店でも実現したい」。

私が働く九州地方は、犬・猫の殺処分が全国平均に比べて多い傾向にあり、保護猫支援の活動もあまり浸透していませんでした。そこで、九州北部に拠点を置くホームセンター グッデイ様と一緒に、「ネコのバス」を活用した保護猫の譲渡会を実施することにしました。

地域に密着したグッデイ様は、地方行政と災害時の連携協定を結んだり、企業や大学と連携した子ども向けワークショップを実施したり、社会貢献に熱心に取り組まれています。
これまでに、動物保護団体のサポートもいただいて、3回の譲渡会を実施することができました。

譲渡会に来場されたお客さまにとっては、普段から買い物でよく利用するグッデイ様なので、気軽に参加して保護猫への理解を深めていただく良い機会になっていると感じています。

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VOICE

ネスレ ピュリナ ペットケアと連携し、人とペットの共生社会の実現を目指します

名古屋市健康福祉局動物愛護管理・検査業務管理担当主幹
石川 登紀子様

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名古屋市では、犬猫の殺処分ゼロを目指した取り組みを進めており、犬は2016年度に達成しましたが、猫は未だ達成できていないことが課題となっています。そこで、猫の譲渡を促進するため、ネスレ ピュリナ ペットケアと連携し「ネコのバス」を活用した譲渡会を2018年度から2019年度までに6回開催しました。「ネコのバス」は、人が集まる場所で譲渡会を開催できるため、多くの猫が新たな飼主に出会うことができました。また、猫をモチーフにしたデザインが遠くからでも目立つというメリットがあり、譲渡会を多くの方に知っていただける効果もあると感じています。

今後、譲渡事業だけでなく、未来を担う子どもたちへの啓発事業など様々な分野で連携し、人とペットの共生に向けた取り組みを進めていきたいと考えています。

 

参考
    ネコのバスを活用した譲渡会開催
    2018年度
    動物フェスティバル 1回
    成猫譲渡会 1回
    2019年度
    動物フェスティバル 1回
    第1回身近な場所での譲渡会 2回
    第2回身近な場所での譲渡会 1回
    合計 6回

 


  • この記事はすべて取材時(2020年3月)の情報に基づいています。