女性のエンパワーメント
女性のエンパワーメントは私たちのアプローチの重要な要素です。
私たちの目標は、女性がサポートされ、評価され、尊重されていると感じられるようにすることです。私たちは、従業員と経営陣の男女構成バランスに取り組んできました。その結果、上級職のポストを含め、管理職に占める女性の割合が増加しています。
また、非営利団体と提携し、ビジネススキルの向上を目的とする奨学金に資金を提供し、若い女性起業家を対象としたコンテストの主催、指導提供などを通じて、次世代にも目を向けています。原材料を栽培し、加工する農業コミュニティでは、さまざまなプログラムを通じて女性の経済的、社会的、文化的な視野展望を向上させる取り組みも行っています。
ネスレの事業やバリューチェーンにおける女性のエンパワーメント
私たちは、女性のエンパワーメントを特に自社の従業員に対して進めてきたことを誇りに思っています。私たちは、重要な職務に適した人材を確保するために、後進育成を注意深くモニタリングしています。また、シニアリーダー育成ロードマップ (企業メンタリングプログラム、シニアリーダー育成評価センター、シニアエグゼクティブプログラム) を通じて、キャリアサポートとガイダンスを提供しています。私たちは、変化のペースを維持することを決意しています。この目標を達成するために、他の企業にも目を向け、パートナーシップを組んで自らを省みて、一丸となって前進できるようにしています。
ネスレのジェンダー平等、差別禁止、ハラスメント禁止に関する重要課題行動計画は、ジェンダー問題とニーズに関する理解を深め、現在から2025年までにそれらに対処するための明確な手順を策定することを目指しています。この行動計画は、再生食品システムへの公正な移行を支援するネスレの人権枠組みとロードマップに貢献しています。
デリケートな問題への取り組み
ネスレでは、ポリシーやガイダンス文書を常に見直し、デリケートな問題に関する最新の考え方を反映しています。たとえば、職場での差別、暴力、嫌がらせに対するポリシーや、無意識の偏見に関する継続的なトレーニングなどが挙げられます。
無意識の偏見やセクハラ防止について全従業員に積極的に研修を行っており、職場での「差別、暴力、ハラスメント防止に関するポリシー (英語pdf、3MB)」 がすべての市場で実施されています。また、家庭内暴力や虐待の被害者である従業員を支援するためのグローバルガイドラインも導入しています。
新米パパ・ママ親のための包括的な文化の創造
ネスレは新米パパ・ママをサポートしており、「グローバルな子育て支援ポリシー (英語版pdf、3MB)」をすべての市場で展開しています。すべての主たる養育者は、新生児の育児のために最低18週間の有給休暇を取得する権利があります。二次養育者も最低4週間の休暇を取得できます。
女性問題に取り組む上で透明性を保つ
自ら設定した目標に対する進捗状況のレビューに際しては、オープンかつ正直であるべきだと考えています。批判を受け入れることで、説明責任を果たすことができます。男女・同一労働・同一賃金の実現に向けたペースを加速するという誓約に基づき、ネスレでは毎年グローバル同一賃金レビューを実施し、その結果に基づいて、体系的な賃金格差とそれを生み出す状況をなくすための措置を講じています。
ネスレのジェンダー報告の透明性、および職場における女性の平等の推進をブルームバーグ男女平等指数で5年連続で評価されたことを誇りに思います。また、フォーブス誌のEuropean Diversity Leaders(ヨーロッパ多様性リーダー)リスト、またEuropean Round Table for Industry’s Diversity & Inclusion Toolkit(欧州産業円卓会議の多様性と包括性ツールキット)のベストプラックティスに掲載されたことも喜ばしく思います。
ネスプレッソの男女平等の取り組みを基盤に
ネスレは、国連女性のエンパワーメント原則 (WEPs) の署名者として、職場、市場、コミュニティにおける男女平等と女性のエンパワーメントの推進に取り組んでいます。7つの原則は、国際的な労働および人権基準に基づいており、男女平等と女性のエンパワーメントの推進における企業の役割を認識しています。