Vevey
- 売上は3.5%増の455億スイスフラン(2018年上半期売上は439億スイスフラン)。事業買収が売却との相殺でプラス1.1%、為替変動がマイナス1.2%、それぞれ売上に影響。
- 基礎となる資産ベースの営業利益(UTOP)率は100ベーシスポイント(以下bsp)増の17.1%。営業利益(TOP)率は90bsp増の15.5%。
- 基礎となる資産ベースでの一株当たりの利益は為替変動の影響を除けば15.7%増、報告ベースでは14.6%増の2.13スイスフラン。報告ベースの一株当たりの利益は前年同期に米国での菓子事業の売却による利益があったことにより12.3%減の1.68スイスフラン。
- フリーキャッシュフローは40.4%増の41億スイスフラン。
- ポートフォリオマネジメント戦略は予定通り進行中。ネスレ スキンヘルスは合意された価格、102億スイスフランで2019年後半には売却完了の見込み。Herta食肉加工品事業の戦略的見直しも進んでおり、2019年末に完了の見通し。
- 2019年通年の見通しを再確認。オーガニックグロースは約3.5%、通年の基礎となる資産ベースでの営業利益率は17.5%以上。基礎となる資産ベースでの一株当たり利益は為替変動を除いた実質ベースで改善、資本効率もまた改善の見通し。
ネスレCEOマーク・シュナイダー:
上半期の業績は勇気づけられるものであり、2020年に向けた財務目標により近づくことができました。確実な計画実行とスピードのあるイノベーションがオーガニックグロースと利益率の改善に貢献しました。成長は広範囲にわたりましたが、ネスレにおける最大の市場である米国が特に好調でした。カテゴリー全般で、ブランドとイノベーションへの投資が明らかに実を結んでいます。ペットケアの強い勢い、コーヒーの一桁台半ばの成長回帰はその好例です。スターバックス製品の発売は、これまでのところ大成功を収めており、絶好の機会を最大限に活かすため、さらに販売地域を広げ製品イノベーションを進めることを計画しています。積極的なポートフォリオマネジメントにより、戦略の焦点をより明確にし、ネスレをより魅力ある高成長ビジネスから成る企業に位置づけます。ネスレの価値創造モデルは期待される結果を明らかに出しており、利益ある成長を持続的に支えていくものです。
日本について
ゾーン アジア・オセアニア・サハラ以南アフリカ(AOA)
- オーガニックグロース3.3%、実質内部成長率2.5%、プライシング0.8%。
- 日本とオセアニアはプラスのオーガニックグロースを達成。プライシングはマイナスでしたが、実質内部成長率が堅調でした。
日本とオセアニアは第2四半期に実質内部成長の勢いが増したことによりプラス成長に回帰しました。
コーヒーでは、スターバックス製品が新発売された市場(日本、韓国、香港、台湾)で強い需要がありました。
2019年見通し
2019年通年の見通しを再確認します。オーガニックグロースは約3.5%、通年の基礎となる資産ベースでの営業利益率は17.5%以上を見込んでいます。基礎となる資産ベースでの一株当たり利益は為替変動を除いた実質ベースで改善、資本効率もまた改善の見通しです。
プレスリリース(日本語翻訳 pdf)は以下をご覧ください。