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ネスレS.A. 2018年 上半期の売上を報告

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ヴェヴェー
  • ネスレの価値創造のモデルは引き続き進化しており、米国と中国の市場、および乳児用製品が好調なため、通年の目標達成に向け順調に推移。
  • オーガニックグロースは2.8%で、 内訳は実質内部成長率2.5%とプライシング0.3%。
  • 売上は2.3%増の439億スイスフラン(2017年前期売上は429億スイスフラン)。事業買収と売却は相殺されプラスマイナスゼロ。為替変動の売上への影響はマイナス0.5%。
  • 基礎となる資産ベースの営業利益率は16.1%で、為替変動の影響を除いた報告ベースで20ベーシスポイント(以下bps)の向上。
  • 営業利益率は14.6%で、組織再編コストとその他費用の増大により報告ベースで50bpsの減少。
  • 一株当たりの利益は報告ベースで21.4%増の1.92スイスフラン。基礎となる資産ベースでの一株当たりの利益は為替変動の影響を除いて9.2%改善、報告ベースでは10.4%改善して1.86スイスフラン。
  • フリーキャッシュフローは19億スイスフランから52%増の29億スイスフラン。
  • 2018年通年の見通しを再確認。オーガニックグロースの予想範囲は約3%に狭まり、基礎となる資産ベースでの営業利益率の改善見通しは2020年の目標に合致。組織再編の費用(注1)は約7億スイスフランと予想。基礎となる資産ベースでの一株当たりの利益は為替変動の影響を除いた実質ベースで改善、資本効率も改善の見通し。

ネスレCEOマーク・シュナイダー: 

「上半期の業績は、私たちの戦略的な取り組みと厳密な計画実行が明らかに実を結んでいることを示しています。ネスレは年初から力強い収益の成長を維持してきました。特に米国と中国の市場の状況の改善は意味のあるものでした。またネスレの事業の核である乳児用製品カテゴリーでのオーガニックグロースの伸長にも励まされました。

利益率の向上は私たちの2020年の目標に完全に合致しています。ネスレは成長と利益をバランス良く追求し、価値を創造しています。 この取り組みに沿って、ネスレは将来の成長をけん引する製品のイノベーションを加速し、大規模なコスト削減の努力に、特にゾーン ヨーロッパ・中東・北アフリカ(EMENA)とコーポレートセンターで着手しています。

2018年下半期においては、さらなるオーガニックな収益の伸長を見込んでいます。効率化プログラムの効果と農産物価格の好転により、利益率の改善も加速すると予想しています。」

日本に関して

ゾーン アジア・オセアニア・サハラ以南アフリカ(AOA)

  • オーガニックグロース4.4%; 実質内部成長率 3.7%; プライシング 0.7%。

日本とオセアニアは、実質内部成長率はプラスでしたが、デフレ環境の中、マイナスのプライシングに相殺され、前年並みの売上でした。

2018年見通し

2018年通年の見通しを再確認いたします。オーガニックグロースの予想範囲は約3%に狭まり、基礎となる資産ベースでの営業利益率の改善見通しは2020年の目標に合致したものとなっています。組織再編(注2)の費用は約7億スイスフランと予想しています。基礎となる資産ベースでの一株当たりの利益は為替変動の影響を除いた実質ベースで改善、資本効率も改善の見通しです。

注1, 2: 固定資産の減損、訴訟費用、有償契約は含みません