2014年7月23日
ネスレ日本株式会社
ネスカフェ レギュラーソリュブルコーヒーの名称について
ネスレ日本は、1960年の「ネスカフェ」発売以降、マーケットリーダーとして、簡単に淹れられるおいしいコーヒーをお客様にお届けするべく、常にイノベーションに取り組み、新しい市場を創造し、日本の
コーヒー文化を醸成してまいりました。
2010年、淹れたての香りと味わいを実現する「挽き豆包み製法」を取り入れた今までにない画期的な製品として「ネスカフェ 香味焙煎」を発売し、2013年9月には、「ネスカフェ」(ソリュブルコーヒー)に新製法を取り入れ新発売しました。
当該製品は、丁寧に微粉砕した焙煎コーヒー豆をネスレ独自のコーヒー抽出液と混ぜ合わせて乾燥し、ソリュブルコーヒーの粉の中に封じ込めるという画期的な技術を採用したものであり、レギュラー
コーヒー及びインスタントコーヒーの表示に関する公正競争規約の「インスタントコーヒー」の定義に該当しない新しいジャンルのコーヒーであることから、食品関連法規を順守した表示を行い、
「名称:レギュラーソリュブルコーヒー」と表記しています。
今までにない製品を展開するにあたり、お客様に製品の特徴をわかりやすく伝えるべく、テレビCM、製品パッケージ、ホームページをはじめ様々なコミュニケーションに努めてまいりました。その結果、おかげさまで、お客様より大変評価をいただいております。
一方で、2010年の「ネスカフェ 香味焙煎」発売後、全日本コーヒー公正取引協議会において、規約の定義や改訂について議論が行われてきました。
ネスレ日本は、常にお客様へ高品質な製品やサービスをお届けするため、そして今後の業界の発展と技術革新をふまえ、これからの時代に即した規約に変化させる必要があると考え、新しいジャンルを設けることを提案してまいりました。
本来、公正競争規約の規定は、不当な顧客の誘因を防止して、一般消費者による自主的かつ合理的な選択及び事業者間の公正な競争を確保することを目的とするものと考えます。しかしながら、今回、弊社の「レギュラーソリュブルコーヒー」という名称の使用を認めず、さらに、広告表現としての使用をも不当表示とする公正競争規約改訂案が採択されました。これは、特定企業の経済活動を恣意的に阻害するものであり、ひいては、現在及び将来のコーヒー業界全体の革新性を奪うものと受け止めており、大変残念です。
このようなことから、ネスレ日本は、全日本コーヒー公正取引協議会を退会し、これまで通り、食品関連法規を順守した表示を行い、「名称:レギュラーソリュブルコーヒー」と表記いたします。また、あわせて、ネスレ日本が所属するコーヒー関連業界団体の一般社団法人全日本コーヒー協会、日本インスタントコーヒー協会、日本珈琲輸入協会も退会することといたしました。
ネスレ日本は、これからも、お客様のニーズにお応えするべく、常に様々な技術革新に取り組み、新しい製品やサービスを提案してまいりますとともに、お客様へのコミュニケーション活動を、より一層努めてまいります。
以上