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ネスレS.A. 2023年の業績を発表

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ヴェヴェー
  • オーガニックグロースは7.2%に到達。プライシングは7.5%、実質内部成長率(RIG)は-0.3%。多くの地域とカテゴリーにわたって幅広く成長。
  • 報告ベースの売上は1.5%減の930億スイスフラン(2022年は944億スイスフラン)。為替変動による売上の減少は7.8%。買収を差し引いた事業売却は0.9%のマイナスの影響。
  • 基礎となる資産ベースでの営業利益(UTOP)率は、報告ベースで20ベーシスポイント(以下bps)増、為替変動の影響を除いて40bps増の17.3%。営業利益(TOP)率は160bps増の15.6%。
  • 基礎となる資産ベースでの一株当たり利益は為替変動の影響を除いて8.4%増、報告ベースで0.1%増の4.80スイスフラン。報告ベースの一株当たり利益は主に前年の一時的な要素を反映して23.7%増の4.24スイスフラン。
  • フリーキャッシュフローは運転資本の大幅な減少により38億スイスフラン増の104億スイスフラン。
  • 取締役会は一株当たりの配当を5サンチーム引き上げ3.00スイスフランとすることを提案。配当の増額は29年連続。2023年は配当と株式買戻しを通じて総額128億スイスフランを株主に還元。
  • 2024年見通し: オーガニックグロースは約4%、基礎となる資産ベースの営業利益率は緩やかながら上昇と予測。為替変動を除いた基礎となる資産ベースでの一株当たり利益の上昇率は6%から10%増の見通し。
  • 2025年の中期目標を確認: 売上は一桁台半ばのオーガニックグロースに、基礎となる資産ベースでの営業利益率は2025年までに17.5%から18.5%の範囲と予測。為替変動を除いた基礎となる資産ベースの一株あたり利益の成長率は6%から10%の間となる見込み。

ネスレS.A. CEO マーク・シュナイダーのコメント:

「過去2年間の前例のないインフレは多くの消費者にとってより大きな重圧となり、食品飲料の需要に影響を及ぼしました。この逆風のなか、ネスレはマーケティングや他の成長のための投資を強化し、力強いオーガニックグロースと堅調な利益率の改善を実現しました。フリーキャッシュフローの創出は歴史的な水準へと回帰しました。

2024年に関しては、ブランドへの支援を増強し、販売数量と製品ミックスが主導する成長を第一とします。積極的なイノベーション、リノベーション、プレミアム化、手の届く価格帯の製品、そして栄養に配慮した選択肢の増加を通じて、消費者のための価値を高めていきます。資本投下の配分については高成長を続けるビリオネアブランド(売上10億スイスフラン以上のブランド)に引き続き集中することで、ブランドロイヤリティーを強化すると同時に成長を高い信頼度で実現できます。

マーケットシェア伸長のための優先事項は、差別化された製品を消費者に楽しんでいただくこと、そしてより優れた計画実行に焦点を当てていくことです。ネスレは2025年の目標達成に向けて適切な戦略、事業ポートフォリオ、能力を有していることを確信しています。」