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ネスレS.A. 2021年の業績を発表

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ヴェヴェー
  • オーガニックグロースは7.5%、内訳は実質内部成長率(RIG)が5.5%とプライシングが2.0%。小売チャネルでの継続的な勢い、家庭外チャネルの堅実な回復、プライシングの上昇とマーケットシェアの拡大が成長を下支え。
  • 総売上は3.3%増の871億スイスフラン(2020年は843億スイスフラン)。為替変動は1.3%、事業買収と売却は2.9%、それぞれ売上にマイナスの影響。
  • 基礎となる資産ベースでの営業利益(UTOP)率は30ベーシスポイント(以下bps)下落の17.4%。営業利益(TOP)率は、主にWyeth事業に関連した減損を反映して、報告ベースで290bps下落の14.0%。
  • 基礎となる資産ベースでの一株当たり利益は為替変動の影響を除いて5.8%増、報告ベースで5.1%増の4.42スイスフラン。報告上の一株当たり利益は主にL’Oréal の株式の売却益を反映して41.1%増の6.06スイスフラン。
  • フリーキャッシュフローは一時的な資本支出の増加と在庫水準を反映して14.9%減の87億スイスフラン。                                                                  
  • 取締役会は一株当たりの配当を5サンチーム引き上げ2.80スイスフランとすることを提案。配当の増額は27年連続。2021年には配当と株式買戻しを通じて総額139億スイスフランを株主に還元。
  • ポートフォリオマネジメントは引き続き進展。2017年からのポートフォリオ転換は現在2017年の総売上の約20%に相当。
  • 2022年見通し: オーガニックグロースは約5%、基礎となる資産ベースの営業利益率は17.0%から17.5%の間になると予想。為替変動を除いた基礎となる資産ベースでの一株当たり利益と資本効率は高まる見通し。
  • 中期見通し: オーガニックグロースは一桁台半ばの成長率を維持。基礎となる資産ベースの営業利益率は引き続き緩やかに改善。堅実な資本配分と資本効率改善を継続。
 

ネスレS.A. CEO マーク・シュナイダーのコメント:   

「2021年、私たちは引き続き長期的戦略の実行と成長のための投資の進展に注力するとともに世界的なサプライチェーンの難題に対処しました。規律ある計画実行、迅速なイノベーション、デジタル化の推進により、ネスレは幅広い分野でマーケットシェアを伸ばし、力強いオーガニックグロースを実現しました。入念な原価管理と責任あるプライシングにより大幅なコスト高騰の影響は限られたものとなりました。基礎となる資産ベースでの一株当たりの利益の堅調な成長は、ネスレの価値創造モデルの力強さを示しています。厳しい事業環境の中、ネスレのチームは一丸となって模範的な忍耐力と機敏性を発揮しました。
ポートフォリオの転換は、成長の可能性が高く、差別化された製品を提供できる分野に焦点を当てて進めています。最近の例としてはThe Bountiful Companyの主力ブランドの取得、北米での主力ウォーターブランドの売却があります。
ネスレのサステナビリティの取り組みは、消費者のウェルビーイングの向上、環境の再生への貢献、そして私たちのサプライチェーンに存在する農業コミュニティの強化に重点を置いてさらに前進しました。
規律ある資本配分、堅実な増配、大規模な株式買い戻しを通じて引き続き株主の皆様に対して価値を創造しました。今後とも私たちはネスレの価値創造モデルの力を確信しています。」