より良い包装材料の探求

プラスチックの未来を再考する

6 5, 2018

あなたは毎日、どれくらいの包装材料をリサイクルしていますか?

まったく見当もつかないかもしれませんが、私たちの地球の未来にとって重大な問題があります。

海洋から砂漠まで、世界は、私たちが廃棄物をリデュース(削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再生利用)できるかどうかにかかっています。あらゆる包装材料の一片一片がリサイクルかリユースできる世界を、近い将来、私たちが創造できるかどうかにかかっているのです。

そして、それは、ごみが埋立地に送られず、何か新しいものへと変換されるという世界を創造できるかどうかということなのです。

プラスチック廃棄物は、今日、世界が直面する
最も大きなサステナビリティに関する課題の一つです。
マーク・シュナイダー、ネスレCEO

ネスレは、2025年までに包装材料を 100%リサイクル可能、あるいはリユース可能にすることを目指します。

毎年1,270万トンのプラスチックが、海洋、河川、水路などに流れ込んでいます。プラスチック包装は食品の安全性や鮮度を保持するためにとても大切なものですが、使う量を減らす、使った包装は完全にリサイクル可能にする、また、そのリサイクルシステムが世界中どこにでもある、など取り組まなくてはならいことがたくさんあります。

未来の包装材料

Xavier Caroは、ドイツにあるネスレのプロダクト テクノロジーセンターで新規包装資材の開発者として、環境保護のために自分の役割を果たすことにやりがいを感じています。彼はより環境負荷の少ない製品パッケージを作ることに専念してきました。

彼の出発点は、製品パッケージングが絶対に必要かどうかということを疑うところからです。答えが「はい」の場合、Xavierはリユースやリサイクルのためのすべての選択肢を調べます。彼の研究室では、粉末スープの小袋の3つの層を慎重に剥がし、アルミニウムホイルと外側のプラスチックラミネートについているプラスチックの内側層の必要性を査定しました。

新しい技術とイノベーションは、包装材料の選択肢をさらに増やし、環境負荷のより少ない仕様を利用可能にしてくれます。包装の新しい試作品が作成されるたびに、お客さまが使用して保管する際、どの程度簡単で便利であるかテストします。しかし、環境パフォーマンスが元の仕様より良くなければ、結局実用化されません。Xavierは、より良い製品への探究心のもと、また最初から練り直しします。

プラスチック経済の変革

環境負荷が少なくリサイクル可能な新しい包装材料を開発することは、Xavierの挑戦の一部にすぎません。

「パックを設計してリサイクルできるだけでは不十分です。この包装材料の回収方法や、リサイクル方法を確立することも大切です」とXavierは言います。

ヨーロッパでは、企業は確立されたリサイクル計画に沿って活動すれば良いので、これは比較的簡単なプロセスであると彼は説明します。しかし、新興国では、現地のパートナーと協力して、リサイクルが現実的なのか、それとも単なる可能性に過ぎないのかを確かめる必要があります。

使い捨て製品パッケージングは、環境の中でプラスチック廃棄物の大部分を占めています。ネスレのような企業が、この問題に取り組んでいます。ネスレは、海洋廃棄物が深刻な問題であるインドネシアやフィリピンなどの新興国に助言する新プラスチック経済に参画しています。 エレン・マッカーサー財団が率いるこのイニシアチブは、循環型経済の原則を適用してプラスチックの未来を再考することを目指しています。これは、主なステークホルダーを集め、包装材料から始めてプラスチックの未来を見直し、再設計するものです。

世界各地で、ネスレのXavier Caroのような人々がこの挑戦に取り組んでいます。彼らは、食品を安全に保ち、人間のニーズを満たし、その上で、自然界とそこに住む動物がプラスチック廃棄物に害されないように努めています。

2025年までに、100%の包装材料をリサイクル可能、またはリユース可能なものにするというネスレのコミットメントは、その長期的な目標に大きく貢献するでしょう。