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節水は私たちの仕事です:ネスレの取り組み

節水は私たちの仕事です:ネスレの取り組み

「グッドフード、グッドライフ」、このスローガンは、私たちが世界中の何十億人もの消費者の皆さまにお約束していることです。

この約束を果たすため、ネスレは製品とサービスがもつ高い品質と安全性を確かなものとするために取り組んでいます。

またネスレは、可能な限り効率良く水を利用する責任も認識しています。

2030水資源グループ(英文サイトへのリンク)は、世界全体での産業、農業、地域社会による取水量は、2030年までに供給量を40%も上回るとされています。 ネスレは世界最大の飲料食品企業として、ネスレの工場だけでなく、サプライチェーンやその他の施設でも、この問題への取り組みを支援する、多大な貢献ができると考えています。

一つひとつのイノベーションが、ネスレのビジネスとネスレが事業展開する地域社会にとって、より一層持続可能な未来を目指す第一歩となります。これは、ネスレが共通価値の創造とよぶ活動の一環です。

ネスレは、節水が私たちの仕事であることを理解しています。次のような10の取り組みを行なっています。

1) 事業で使用する水のリサイクルと再利用

ベトナムにあるネスレのコーヒー工場から出る廃水は、ろ過された後、プラントで再利用されます。2015年の事業活動では、770万m³の水がリサイクルされ、再利用されましたが、これはネスレの世界全体での総取水量の5.5%に相当します。


2) 製品1トンあたりに使用される水を削減

現在、製品1トンを製造するのに使用される水の量は、10年前と比べて41%も少なくなりました。ネスレの工場で実施している362の節水プロジェクトにより、さらに年間170万m³を節水できる見込みです。

 

3) 新しい農法や技術のパイロット(試験)

ベトナムではコーヒー農家を対象に、作物のかんがい用の水を管理し、記録するためのローテクなかんがいの活用法トレーニングを実施しました。また、地元の科学者と協力して、6時間ごとに農家に最新の天気予報を伝える、短期天気予報モデルを開発しています。


4) 工場の冷却に新技術を採用

アゾレス諸島にあるネスレの乳製品工場に新しい乾式冷却システムが導入されたことで、ミルクパウダーを製造する機械を冷却するのに、大量の海水を使用する必要がなくなりました。昨年1年間で節水された量は、オリンピックサイズのプール240杯分以上に相当します。

 

5) ウォーター・スチュワードシップ推進のためにパートナーと協力

インドのカルナータカ州にあるネスレの工場では、地方自治体や農家と協力して、米やサトウキビの栽培農家を対象に、こうした水集約的作物を効率良く育てる技術の導入を支援するパイロットプロジェクトに取り組んでいます。地域社会が協力して行動することは、長期にわたる持続可能な水の使用を地域に根付かせる助けとなるでしょう。


6) カリフォルニアに「取水量ゼロ」工場を設立

ネスレは、カリフォルニア州モデストにある乳製品工場で、加工した牛乳から抽出された水を残らず使用し、またリサイクルできるように転換を進めています。これにより2016年末までに、年間98,000m³を節水できる予定です。


7) 農家の水の保全を支援

パナマでは、酪農場に湧き水を貯めておく場所を設置する支援をしました。貯水所ができたことで、農家は長い乾季の間も牛を健康に育てられるようになり、搾乳量が10%も増えています。

 

8) 清潔な水と公衆衛生の提供

コートジボワールのカカオ栽培地域で生活する23万人近くの住民が、ネスレと国際赤十字赤新月社連盟による取り組みを通じて、清潔な水、公衆衛生と衛生状態を確保できるようになりました。私たちとIFRCとの協力は2002年から続いていますが、この連携を2014年からさらに5年継続することになっています。


9) 水へのアクセスと公衆衛生の改善

ネスレ パキスタンでは、ネスレの工場周辺7カ所に飲料水供給施設を設置しました。世界全体では、WASH宣言の加盟企業として、ネスレの全社員が、職場での適切な基準に従って、安全な水へのアクセス、公衆衛生、衛生状態を確保できるように取り組んでいます。


10) 次世代の教育

アルゼンチンでは、国内でボトリングされる水のブランド「Eco de los Andes」が、グリーンリボンプログラムを通じて、学校で水の保全に対する意識を高めています。ネスレ ウォーターズの社員は、年間を通して学校を訪問し、環境サステナビリティの授業で教師を支援するボランティア活動を行っています。


10の取り組みの詳しい情報については、Nestlé in society: 共通価値の創造と2016年私たちのコミットメント(英文PDF)をご覧ください。