未来の世代のために資源を守ります

 ネスレはパートナーやステークホルダーとともに、ネスレの事業活動における環境負荷ゼロを目指すという長期的な目標に向けて取り組んでいます。持続可能な形で管理された再生可能資源を使用する、事業の効率性を高める、廃棄物ゼロを目指す、そして水の管理を改善するための明確なコミットメントと目標を設定しています。また、食品ロスと廃棄の削減と、森林、海洋、そして生物多様性を保全するイニシアチブにも引き続き積極的に参加します。

投資家にとっての付加価値

 ネスレは、持続可能性の高い食品飲料を提供することにより、ネスレブランドを選ぶ理由をより多く消費者に提示し、収益増につなげます。事業効率の向上、資源管理の改善、廃棄物の削減により、コスト削減を実現しています。気候変動の適応、緩和策や責任ある水管理に投資することにより、事業活動のための資源のさらに持続可能な供給を確保しています。




ウォータープラン
2017年10月、ネスレ パキスタンのウォータープランが発表されました。ラホール経営大学および世界自然保護基金(WWF)との協力で実施されるこの計画では、水資源保全の促進、持続可能な農業手法の導入、清潔で安全な水へのアクセスの提供に取り組みます。

水を大切に使う

 水は、貴重な共有資源です。私たちは持続的に水を使わなければなりません。ネスレは、水を利用することは人の基本的な権利だと確信しています。世界のすべての人に、清潔で安全な飲料水と公衆衛生を利用する権利があります。

 水を大切に使うことは、事業活動において環境負荷ゼロを目指すというネスレの長期的目標を達成するための肝となる部分です。水はネスレの事業に欠かせません。ネスレが調達する原料の栽培にも、工場の操業にも水が必要です。消費者が、多くのネスレの食品飲料を楽しむ際も水を使います。

 ネスレのイニシアチブは、製品1トンあたりの取水量をさらに削減し、事業活動において水を再利用する方法を引き続き探ります。また、ウォーター・スチュワードシップ(水の管理)のイニシアチブに関して外部機関と協力し、安全な水、公衆衛生と衛生施設を利用する機会の拡大に努めます。

38.1%
製品1トンあたりの取水量を2007年と比較して削減した割合
20カ所
ネスレ ウォーターズが、アライアンス・フォー・ウォーター・スチュワードシップ(AWS)との連携強化により、2020年までに認証取得を目指すと発表した工場の数



「ネスカフェ ドルチェ グスト」の工場
ブラジルのモンテス クラロスにある「ネスカフェ ドルチェ グスト」の工場は、取水量ゼロ、廃棄物ゼロ、温室効果ガス排出量正味ゼロという3つのゼロを達成しました。

気候変動に対応する

 気候変動は地球規模の大きな課題です。気象パターンの変化が食料安全保障を脅かし、消費の変化が天然資源を圧迫しています。ネスレはその大きさや規模から、気候変動に関する真のリーダーシップを示し、温室効果ガス排出量のさらなる削減と再生可能エネルギーの使用拡大の方策を見出すことができます。ネスレは気候変動に関するパリ協定に沿って、意欲的な温室効果ガス削減目標を設定しました。

 ネスレの再生可能エネルギーの調達量は、2016年と比べて倍増しました。現在では100カ所以上の拠点で、使用後のコーヒーかすや木くずなどを利用した再生可能な電力を供給しています。これらを含めた多数の取り組みにより、ネスレは環境サステナビリティに関する格付機関CDPが毎年公表する気候変動Aリストに選定され、2017年のダウ・ジョーンズ・サステナビリティ・インデックス(DJSI)で食品産業部門の第1位となりました。

25.7%
ネスレが使用する電力に占める再生可能資源の割合。
ドイツ、イギリス、アイルランド、ブラジルなどの市場では、電力の100%を太陽光、風力、水力から調達
33.2%
製品1トンあたりの温室効果ガス排出量(スコープ1と2)を2007年と比較して削減した割合



リサイクルスキーム
ネスプレッソはグローバルなリサイクルスキームを拡大し続けており、2017年には2,500万スイスフランを投資しました。

環境を守る

 ネスレのすべての食品製品の原材料は、動植物、森林、農場、海に由来します。こうした要素が生育し、生息する自然環境を保護することが不可欠です。

 ネスレは、環境パフォーマンスを改善しながら事業を発展させ、さらに持続可能な形で供給された天然資源や原材料が製品生産で利用されることを目指します。

 ネスレは、食品ロスと食品廃棄を減らすために引き続き貢献していきます。ネスレの各拠点で、廃棄物ゼロの達成を最終的な目標として、リデュース(削減)、リユース(再利用)、リサイクル(再生利用)に取り組みます。農業レベルでは、1,000人以上の農学研究者と補助スタッフで構成されるチームが、農法の改善、廃棄の削減、農地の健全性と生産性の維持についての研修を農業従事者に提供します。

253カ所
2017年に廃棄物ゼロを達成した工場の数
100%
ネスレ ウォーターズは、100%バイオベースの素材で作られた完全リサイクル可能なプラスチックボトルの開発を目指すプロジェクト「ナチュオール ボトル アライアンス(Natur'ALL Bottle Alliance)」に参加