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実はからだにいいことが多い、そんな研究発表が増えているコーヒーですが、さまざまな原因で死亡するリスクとの関係を調べた研究発表がありました。結果はどうだったのでしょう。

「亭主を早死にさせる十箇条」(ハーバード大学メイヤー教授(栄養学)、1974年)では、夫を肥らせ、飽和脂肪や塩分をたっぷり摂らせ、酒にタバコや夜更かしを勧め、運動させず、休暇はなし、いつも文句を言ってストレスをかけ・・・など、見事に並べたリスク因子のひとつに、「コーヒーをせっせと飲ませましょう」も挙げられていました。

こんな過去の疑惑も手伝い、疫学調査が進んだコーヒー。近年ではさまざまな原因で亡くなる可能性との関連についての発表も行われるようになりました。

最新の報告があったのが日本の大規模コホート調査JPHCスタディです。

日本人男女9万人を約19年間追跡調査したところ、コーヒーを1日3~4杯飲む人は24%も全死亡リスクが低下し(図)、特に心血管疾患や呼吸器疾患などによる死亡リスクが低いと報告されました。

米国での40万人調査1)や、日本のJACCスタディ*2)でも同様の結果が得られています。

研究では「長生き」かどうかを見ているわけではありませんが、コーヒーの適度な飲用は害はなく、健康にプラスの面もあるようだという科学的根拠が、またひとつ加わったといえます。

*JPHCと並ぶ日本の大規模コホートスタディ

図:コーヒーの摂取と全死亡リスク3)

 

大規模コホート調査JPHCスタディにおいて日本人男女9万人を約19年追跡したところ、コーヒーを摂取する群は、コーヒーをほとんど飲まない群に比べ、有意に全死亡リスク(ハザード比)が低くなることが示された。
参考文献:
1)Freedman ND et al. N Eng J Med (2012)
2)Tamakoshi A et al. Eur J Epidemiol (2011)
3)Saito E et al. Am J Clin Nutr (2015)


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