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今では生活の一部となっているおいしいコーヒー。日本人のコーヒー飲用習慣はどのように始まったのでしょうか。

コーヒーの飲用が糖尿病や循環器疾患、総死亡リスクなどの低下に関連することが、日本の大規模コホート研究において示されています1) 2) 3)。日本人が1年間に飲むコーヒーは400億杯以上。緑茶に次いで多く含まれる飲料となっています。

日本人のコーヒー摂取量の推移をまとめてみました(図)。大正時代(1910年頃)に銀座のカフェが文化人に愛されるといった時代がありましたが、コーヒーが一般家庭でふつうに飲まれるという習慣が成立するのは戦後。その普及にはいわゆるインスタントコーヒーの果たした役割が大きかったといわれています。

世界中で親しまれているネスレのコーヒーが誕生したのは1937年。コーヒー豆の価格急落で経済危機に陥ったブラジルからの依頼がきっかけで、「おいしさ」を追い求めたソリュブル(可溶性)コーヒーの開発に8年もの歳月をかけました。コーヒーの輸入自由化は1961年。東京オリンピックの2年後の1966年には、最初の国内生産(ネスレ姫路工場)がスタートし、コーヒーのある生活を支えてきました。コーヒーは味と香りが命。その飽くなき探求は現在でも続けられています。今日も、進化し続けるおいしいコーヒーをご家庭で、オフィスでお楽しみください。

コーヒーの摂取量は年々増加しているが、とくに1960年代70年代の伸長が大きく、1965年からの15年間で約10倍の伸びがあった。年間コーヒー杯数(棒グラフ)はコーヒー輸入生豆換算量をもとに生豆10gでコーヒー1杯が飲用されたものとして計算。折れ線グラフは前5年間の伸び率。

図:日本人のコーヒー摂取量の推移4)

 

参考文献:
1)Oba S et al. Br J Nutr (2010)
2)Kokubo Y et al. Stroke (2013)
3)Saito E et al. Am J Clin Nutr (2015)
4)財務省「貿易統計」


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