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朝はまずコーヒーから?朝食とコーヒーの関係について見てみましょう。

一日のスタートをサポートする朝食とコーヒー。朝食は英語でBreakfast(断食を絶つ)。一晩絶たれていた栄養を体に送り込みます。そしてコーヒーは朝の目覚めを助けます。この馴染みのある組み合わせには、それぞれ一体どのような役割があるのでしょうか?

朝食とコーヒーを組み合わせる一連の実験が行われました1) 2)。朝食を摂るとすぐに気分がよくなり、記憶テストの成績がよくなりました。これは主に脳のエネルギー源となるブドウ糖の影響と考えられます。ただし、注意力・集中力(反応時間の短縮で測定される認知機能)の向上は朝食では期待できないようです。一方コーヒーに含まれるカフェインは、気分や作業記憶の向上にはあまり結びつきませんが、朝食後においても集中力・注意力を向上させました(図)。朝食とカフェイン入りコーヒーの利点は同じではないですが、それぞれ異なる役割を果たして脳を活性化することが示されました。

大学生男女48名を対象。朝食後にコーヒー3-4杯分のカフェイン(4mg/kg体重)入りコーヒーかデカフェコーヒーを摂取して繰り返し数字認識テストを実施したところ、前者で反応時間の短縮(集中力の向上)が見られた。朝食後カフェイン摂取の効果は追試験でコーヒー1杯分でも認められている2)

図:朝食後のコーヒー摂取と認知テスト(二重盲検試験)1)

 

カフェインは消化を助ける働きもあり、大腸の動きを活発にします3)。毎日のバランスのとれた朝食のお供にコーヒーを。頭もカラダもすっきりさせ、活動的な朝をサポートしてくれるはずです。

参考文献:
1)Smith AP et al. Appetite (1994)
2)Smith AP et al. Physiol Behav (1999)
3)Rao SS et al. Eur J Gastroenterol Hepatol (1998)


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