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コーヒーは受験生の味方? 注意点も含め見て行きましょう。

コーヒー1杯に含まれるカフェインは疲れると落ちてくる覚醒レベルを上げ、注意力や集中力を高めてくれます1)。また、コーヒーで計算量が増加するという報告があります(図)。カフェインは摂取後30分程度で吸収され、やがてゆっくりと抜けていきますが、半分になるまでに約4時間かかります。この間効果が持続しますが、たくさん飲んだから効果が上がるわけではありません。

図:コーヒー単独、砂糖、チョコレートとの組み合わせ摂取での計算量の変化

 

内田クレペリンテストを用いて単純計算15分を2セット実施。間にカフェイン入りコーヒー1杯を摂取したところ摂取後に計算量が有意に増加した2)。大学生を対象にした同様の成績が多く報告されている3)

夜寝ないで勉強をしようとコーヒーを飲むのはお勧めできません。カフェインが体に残り、睡眠を浅くしてしまうからです4)。カフェインの力は昼に借りるのが上策。夜遅くのカフェイン摂取は避け、体と脳を休め、記憶を定着させるためにも重要な睡眠をしっかりと上手にとってください。夕食後はカフェインレスコーヒーというチョイスもあります。

ある受験を題材とした映画では、コーヒーを飲んだ主人公がおなかの調子を悪くするシーンがありました。カフェインは胃腸の動きを活発にします。おなかを下すことはないですが、慣れていないことはしない方が得策かもしれません。受験生の皆さん、コーヒーとチョコレートで頑張ってください。

*体が小さくカフェインの代謝能力が十分でない中学生未満の子どもにはコーヒーはお勧めしていません。大人でのコーヒーの摂取は1日3-5杯までは問題ないといわれていますが、個人差もあります。飲みすぎにはご注意ください。

参考文献:
1)EFSA 2011; 9(4):2054
2)上西ら. 砂糖類情報 (2004)
3)三橋ら. Qual Nurs (1998)
4)Drapeau C et al. J Sleep Res (2006)


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