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英語でナップ(nap)は昼寝。
では「コーヒーナップ」っていったい何のことでしょう。

短い昼寝(仮眠)のあと、頭がすっきりすることはありませんか。

では、カフェインの入ったコーヒーと昼寝を組み合わせて行う「コーヒーナップ」では、いったいどうなるでしょうか。

広島大学の研究を紹介します(図)1)

昼寝をせずに午後を過ごすとだんだんに眠気が増し、記憶テストの成績も落ちてきます。そこで20分の昼寝を行うと、眠気が抑えられ、テスト成績の低下も少なくなります。昼寝のあと顔を洗う、あるいは強い光を浴びるとその効果はさらに上昇。

しかし、もっとも結果がよかったのは、昼寝前にカフェインの入ったコーヒーを飲んだ場合。

眠気もほとんど上昇せず、テスト成績の低下もほとんど観察されませんでした

コーヒーを飲むタイミングは昼寝前、がポイント。

カフェインは摂取してから15~30分くらいで吸収され昼寝のはじめは眠りを妨げません。20分後の目覚めた直後に脳のカフェインがピークになって、昼寝効果をさらに高めてくれます。

午後一番からシャキッとスタートする小技として、「コーヒーナップ」を試してみてはいかがでしょうか。

なお、昼寝は30分未満がおすすめ。長すぎる昼寝はかえって逆効果になるので、その点はご注意を2)

*カフェインによる注意力・集中力の維持は75mg以上から認められるといわれている(EFSA 2011)。

図:昼寝前のコーヒーは眠気の上昇や記憶テスト成績の低下を抑制する1)
(Hayashi et al. 2003を参考に作図)

 

昼寝は20分、カフェイン摂取は200mg(コーヒー2~3杯相当)とした。
A)昼寝なし、B)昼寝のみ、C)昼寝後洗顔、D)昼寝後強い光を浴びる、E)コーヒーを飲んでから昼寝の5群で比較、E群で効果が最も高く、効果は少なくとも1時間近く持続した(n=10)。

参考文献:
1)Hayashi M et al. Clin Neurophysiol (2003)
2)Lovato N et al. Prog Brain Res (2010)


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