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カフェインは脳に届いて眠気を覚まし、集中力を上げる。でも夜眠れない原因にも。
カフェインの安全性に関する情報をお届けします。

日本人は1日平均約260mgのカフェインを摂取し、そのほとんどがコーヒーとお茶由来と報告されています(図)1)

コーヒーやお茶は大人の飲み物。苦味や渋味があり、一度にたくさん飲みにくいという特徴があります。

しかし近年エナジードリンクなどの清涼飲料が市場を賑わせ、子どもでもカフェインを簡単に摂れる状況が生まれ、世界で過剰摂取のリスクに関する議論が盛んになりました。

欧州食品安全機関(EFSA)は、2015年5月、成人で1日400mg(コーヒーで約5杯相当)、妊婦・授乳婦で200mg、18歳未満で3mg/kg体重までのカフェイン摂取は安全性に問題はなく、また成人で一度に飲む量としては200mg、睡眠前は100mgまでと報告しました。日本の基準はまだありませんが、EFSA報告2)はひとつの目安になると考えられます。

コーヒーには長い食経験があり、また多くの疫学調査が示している通り、健康な方による適度な飲用(約3~5杯)は安全性に問題なく、むしろリスクが下がる疾患もあるという報告もあります3)

バランスの取れた食生活の中でカフェインの総摂取量を考えながら、コーヒーの魅力とおいしさを味わっていただきたいです。

*アルコールの同時摂取は0.65g/kg体重(ビール中瓶一本程度)を超えない場合

図:日本人のカフェイン摂取量1)

 

コーヒーと茶が主たる摂取源で、ほぼ同量の摂取量となっている

参考:
カフェインは医薬品にも含まれ(1回100-200mgのものが多い)、成人での半数致死量は一般的に約200mg/kg体重、有害反応は15mg/kg程度より認められ、初期症状として不眠、不安、興奮などがあるといわれている。
参考文献:
1)Yamada M et al. Public Health Nutr (2009)
2)EFSA J 2015; 13(5): 4102
3)Scientific Report of the 2015 US Dietary Guidelines Advisory Committee, Part D. Chapter 5.


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