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カフェインでわずかながら上昇する血圧。
では、コーヒーの脳卒中(脳血管疾患)リスクへの影響は?

日本人に多い脳卒中。高い食塩摂取量も原因のひとつといわれています。

現在では予防策が功を奏し、脳卒中は死亡原因の第4位にまで下がりましたが、要介護の原因疾患としてはトップ(18.5%)1)、高齢化社会での重要性はむしろ高まっています。

血圧を下げることは、脳卒中予防の第一歩です。

カフェインは中長期的には影響がないものの、摂取直後では血圧をわずかに上昇させます。

では、コーヒーの脳卒中への影響はどうなっているのでしょうか。

コーヒー摂取と脳卒中リスクに関して11本のコホート研究をまとめたメタ分析では、適度なコーヒー飲用(1日3-4杯)は、脳卒中リスクを下げると報告されています2)

日本でも、コーヒーを1日3-4杯摂取している人の脳血管疾患による死亡リスクは、ほとんど飲まない人より41%低いという研究が話題となりました3)

また脳ドックで見つかる微小脳出血(隠れ脳卒中)が男性コーヒー摂取者で有意に少ないという聖路加国際病院による最新の研究もあります(図)4)

図:コーヒー摂取と脳小血管病リスク4)

 

コーヒーでのリラックスタイムは、脳血管の健康にも悪くないようです。
脳卒中既往のない脳ドック健診受診男性314名(平均年齢63歳)を対象としMRI検査を実施、専門医による脳画像診断を行いました。コーヒーを毎日摂取する対象で微小脳出血リスクの有意な低下が認められました(p=0.018)。

参考文献:
1)平成25年国民生活基礎調査
2)Larsson SC et al. Am J Epidemiol (2011)
3)Saito E et al. Am J Clin Nutr (2015)
4)Shinoda M et al. J Stroke Cerebrobasc Dis (2015)


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