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ポール・ブルケ 

ネスレS.A. 会長
ポール・ブルケ

「2018年世界水フォーラム」が、ブラジルの首都ブラジリアで開催されました。何千人もの専門家が、どこでも誰でもが、私たちの最も貴重な資源である水を利用できるように、関心を高め、持続可能な解決策を模索しています。

国連は、2030年までに世界の水需要が供給を40%上回ると予測しています。

水は生命です。それは不可欠なものです。しかし不足しています。すでに、世界中の多くの場所で。国連は、2030年までに世界の水需要が供給を40%上回ると予測しています。人口と消費量が増えるにつれて、すでに逼迫している世界の水資源は、社会が必要とする公衆衛生と食料の確保のためにさらに深刻化している状態です。もはや現在の水の供給とインフラは、社会のニーズを満たしていません。人々が問題を認識し、世界の水資源を保護するために全員が協力していくことが不可欠です。

ネスレは、水の利用は基本的な人権であると確信しています。世界中のどこでも誰でもが、飲用と衛生のために清潔で安全な水を使う権利があります。

ネスレは、水の利用は基本的な人権であると確信しています。

国連によると、水利用の権利は1日あたり50〜100リットルに相当します。これは、個人、コミュニティ、そして地球にとって最優先事項です。水の保障は地球規模の問題ですが、地域のことのように感じられています。このことから、ネスレは、水課題は地方や地域コミュニティのすべてのステークホルダーと協力して取り組むことが最善であると信じています。水不足問題については、ネスレが事業活動を行っているコミュニティと協力して、地域の流域を維持、改善しています。ネスレはまた、コミュニティが一連の共有条件をもとに独自の水資源を開発できるよう支援しています。

clean water 

ネスレと私は自らこの緊急の問題に取り組んでおり、次の世代のために水資源を確保するべく参加を呼びかけています。企業が取ることができる一つの具体的なステップは、例えば、アライアンス・フォー・ウォーター・ステュワードシップ(AWS)基準に参加することです。このモデルは、淡水の責任ある使用のベストプラクティスを保証しています。ネスレは、アライアンスと協力してリスクとニーズを評価しているため、最も重要で影響の大きいところに集中して取り組むことができます。ネスレは4つの主要分野を特定しています。それは工場、流域、農業サプライチェーン、そしてコミュニティです。ゾーン南北アメリカのすべての工場で、ウォーター・ステュワードシップ評価が始まったことをうれしく思います。ヨーロッパ、アフリカ、アジアでは、地元の水課題に直面した市場で、ウォーター・ステュワードシップ・ライトハウス・プロジェクトを実施しています。

ネスレの取り組みは進展していますが、他の人々を巻き込み、協力することで、もっと大きなインパクトを与えることができることを知っています。2008年、淡水の採掘を持続可能な供給にすることを目標に、2030ウォーター・リソース・グループ(WRG)が、政府、民間部門、そして市民社会など複数のステークホルダーによる取り組みとして設立されました。それは現在、世界銀行ウォーター・グローバル・プラクティスが主催しています。

lakeshore 

AWSと同様に2030 WRGは、地域事情に焦点を当て、水保障を達成するために政府、企業と市民社会間で国家レベルの協力を支援しています。

2030 WRGは現在、SDG(持続可能な開発目標)17番 ― パートナーシップで目標を達成しよう ― の好例の一つです。2030 WRGは14の国または州にあります。南米では、メキシコ、ペルー、ブラジルのサンパウロで活動しています。すべての国において、特定の水課題に取り組むために、46の異なるワーキンググループで協力している社会のあらゆる分野から642のパートナーが2030 WRGに集結します。私は2030年ウォーター・リソース・グループの共同議長を務めることを誇りに思っており、参加を呼びかけています。

これらは、できることのほんの一例ですが、もっと多くのことをしなければなりません。水は大きな問題ですが、そうあるべきではありません。この課題を解決するために私たちができる行動がたくさんあります。水の利用を確実なものとし、誰にとっても豊かで持続可能な未来を確実なものにするために協力しましょう。