畠野 美果
生産本部 食品法規部
工学研究科 物質生物工学専攻 出身
様々な支援が整っており、柔軟な働き方ができる会社。
「ネスカフェ ドルチェ グスト」、「ネスレ スペシャル.T」といった1杯ずつ抽出して楽しむカプセルの製品開発に携わっています。どちらももともとは海外で開発も製造も行い、日本に輸入していた形態ですが、日本独自のニーズや品質へのこだわりから、一部国産化するようになりました。そのため栄養に特化していたり繊細な風味を大切にする製品も少なくなく、製造時や抽出時、また保存期間中の品質劣化まで気を配った開発が必要になります。成長が著しい分野のため、量産化にあたっては、他部署や工場と協働して、その製造ラインから新たに作り上げることもあります。新たなチャレンジが多く、苦労することも多々ありますが、その分製品が世に出たときは大きな達成感が得られます。
09:30 | 出社、メール対応 |
10:00 | 工場トライアル依頼のため関係者との調整(資材、スケジュールの確認、トライアル概要打合せ) |
12:30 | 昼食 |
13:30 | 書類作成(トライアル依頼に必要な書類) |
14:00 | マーケティングとSkype会議(プロジェクト進捗確認) |
15:00 | テースティング(保存試験品の官能検査) |
16:00 | 原料サプライヤーと面会 |
17:00 | 退社 |
18:00 | 次女のお迎え後、帰宅 |
一番は人間味のあるところだと思います。日々、人と人とのつながりや信頼を大切に仕事をすることが多いです。特に新製品プロジェクトを成功に導くには、社内外の様々な立場の人との協力が欠かせず、人の力がとても重要です。グローバルなシステムやルールも多々ありますが、時間的制約や、ルールの解釈で困難なことがあると、直接海外の担当者と話をすることが出来、そのことで、ビジネス状況を理解してもらい、迅速かつ柔軟な対応をしてもらえることもあります。 また人を大切にする会社で、柔軟な働き方を支援すべく、様々な制度が整いつつあります。特に、フレキシブルに働く時間と場所を選べる制度は、現在小学生の娘をもつ身として、育児と仕事の両立に役立ってます。
仕事では、当たり前ですが個々のプロジェクトで必ず結果を出すことです。気づいたら10年以上今の仕事に携わっていますが、その時々で対象とする製品群、製品への要求内容、ビジネス状況など千差万別で、一つとして同じプロセスのものはありません。システムやルールも次々と新しいものが導入され、常に変化への対応が必要です。それでも製品化というゴールは変わらず、またビジネスの大小や発売期間に関わらず、検証すべき製品の品質は変わりません。時間の制約がどんどん強くなる中、最適・最速な方法で製品化できるよう努めています。 プライベートでは「感情的に叱らない母」になりたいのですが、ついまだ小さなことで怒るので日々修行中です。
休日は子供たちも夫々に用事や予定があるので、出かけるにしても調整が必要ですが、出来るだけ子供と外で楽しむ時間をとれるよう心がけてます。単身赴任中の主人が帰ってくるときは、家族四人で出かけることもありますが、最近は主人に子供を任せて友人と食事に出かけるなど私一人の時間をもらうことも出てきました。また夫婦でまとまった休みが取れるときは、家族で遠くへ旅行に出かけるようにしています。