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ネスレ日本は、これからの世代のすべての人々のために多岐にわたる分野でサステナビリティを推進しています。この活動をもっと皆さまに身近に感じていただけるよう、さまざまな分野でいきいきと活躍する社員を紹介しています。

私は、2016年にネスレ日本に中途入社、姫路工場での勤務を経て、2018年からサプライ・チェーン・マネジメント本部で「ネスカフェ ボトルコーヒー」などの製品需要・供給計画を担当してきました。現在は新たなプロジェクトに携わっています。

私が所属するサプライ・チェーン・マネジメント本部は、2010年から本格的なモーダルシフトを推進しています。モーダルシフトとは、トラック輸送と比較して環境負荷が少なく、また大量輸送ができる鉄道輸送と海運輸送への転換を意味します。地球温暖化の原因の1つとされる二酸化炭素の排出量において、鉄道輸送はトラック輸送の約13分の1、また、船舶輸送は約6分の1とされています。大きな社会問題になっているトラックドライバーの人手不足解消の一助にもなります。

一般的に物流において、モーダルシフトが適切とされるのは500キロ以上の長距離輸送ですが、ネスレ日本は、すでに700キロ以上の長距離配送についてはほぼ100%を鉄道と海運に切り替えました。また、貨物量が多い中距離の500キロ以上についても、鉄道の往復便や大型コンテナを活用して効率の改善を図っています。

また、自社内の物流にとどまらず、バリューチェーン全体に焦点を当て、大手小売業、あるいは卸業のみなさまとも連携して、消費者に近いところまで二酸化炭素削減に取り組んでいることも、私たちネスレ日本のモーダルシフトの大きな特徴の一つです。

2020年はさらに新たな取り組みとして、JR貨物さまおよび全国通運さまとの共同プロジェクトとして、新潟県からの米の物流で使用される鉄道コンテナの有効利用をスタートしました。

新潟は全国有数の米の生産地です。毎秋、収穫された米を大消費地へ輸送するため、大量の鉄道コンテナが必要になります。このため、夏の間に大量の空(から)コンテナが新潟貨物ターミナル駅に集められていました。この空コンテナに着目したのです。

新潟に集められるコンテナに、夏に需要シーズンを迎える「ネスカフェ ボトルコーヒー」を積み込んで輸送することで、効率的な物流網を構築することに成功しました。この取り組みにより、トラックによる物流と比較して年間21トン(2020年)のCO₂を削減することができました。先程お話ししたトラックドライバーの人手不足という社会問題解消にも一翼を担っています。

私が担当していた「ネスカフェ ボトルコーヒー」は気温の変化が需要に大きく影響する製品ですので、気候の変化にはプライベートの生活でも敏感になりました。増加する猛暑日、変動する梅雨入りや梅雨明けの時期など、地球温暖化の影響も今まで以上に身近に感じるようになり、気候変動問題を”自分ごと”と考えるようになりました。

 

(デマンド&サプライプランニング部 八幡美穂)

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