製品パッケージ上の栄養情報表示

ネスレは、消費者の皆さまが正しい情報を得た上で製品を選択(インフォームドチョイス)できるよう、原材料、栄養面の利点、健康情報、ポーションサイズ(1食当たりの量)などを、ネスレ製品のパッケージ上で表示しています。

 


ネスレは、おいしく健康的な製品やサービスをお届けすることで、消費者の皆さまお一人お一人やご家族の皆さまが、さらに健康で幸せな生活を実現できるよう支援しています。

運動不足や不健康な食生活、休養の不足、喫煙、飲酒などの生活習慣は、高血圧、脂質異常症、糖尿病などを引き起こす原因となることが知られています。日本人の主な死亡原因となっているがん、心疾患や脳卒中などの疾患も生活習慣病です。これらの生活習慣病のリスクは、熱量や飽和脂肪酸などの脂質、糖類、食塩の摂り過ぎによっても上昇します。WHO(世界保健機関)は、生活習慣病の予防と管理のためのアクションプラン2013-2020を発信し、この世界的に大きな健康リスクに体系的な取り組みを進めています。ネスレは企業としての責任を果たすべくアクションを取っていくことをコミットメントとして掲げ、栄養情報の開示の強化、消費者の皆さまの健康的なインフォームドチョイスの推奨など、活動を強化しています。

ネスレ日本でも、製品パッケージを通して消費者の皆さまの食生活に役立つ情報を提供し、製品に対する理解を深めてもらう取り組みを進めています。


製品開発へのこだわり

グローバル企業であるネスレは、世界中で食品をお客様にお届けしています。しかし、味の好みはさまざまで、どんどん変化していきます。今、その国でお客様にとって最もおいしい食品をお届けするにはどうしたらよいのでしょうか。また、気になる栄養ニーズにはどう応えていけばよいのでしょうか。
そのために、ネスレは「60/40+(シックスティ・フォーティ・プラス)」と呼んでいる独自の製品開発プログラムを実施しています。

 

味覚テストにおいて6割以上のお客様から、対照製品よりも「おいしい」と評価していただく。これが「60/40」の考え方です。より多くのお客様からの「おいしい」を目指して、製品の改良はたゆまず続けられます。

そして「+」は栄養面での“プラス”をもたらすことです。ネスレ製品が食生活の中で果たす役割を考え、熱量、ナトリウム(食塩)、糖類、トランス脂肪酸、飽和脂肪酸などの含有量について基準を設け、全製品を対象にすべての基準が満たされることを目指しています。

お客様の「栄養・健康・ウェルネス」を実現するため、ネスレはよりおいしく栄養的にも配慮された製品をお届けできるよう、日々努力を続けています。


ネスレ製品のポーションガイダンス(1食分を知らせるさまざまな工夫)

ネスレでは、世界中で大きな課題となっている肥満問題への取り組みとして、「ポーションガイダンス(1食分を知らせるさまざまな工夫)」という考え方を重視しています。

1食あたりの飲み物、食べ物のサイズは増加する傾向にあり、「健康的な1食分」を伝えることが過食の防止になると言われています。

お客さま自身が製品のサイズや頻度で適切な1食分を理解し、判断できる助けとなるよう、ネスレ日本でも、1食分がわかるパッケージのデザインやメッセージの表示(推奨する1食分の量と摂取頻度の文言)などを提供しています。

1食分がわかるメッセージの表示例
(「ネスレ キットカット ミニ オトナの甘さ13枚入り」)

 「お菓子などの嗜好品は1日200キロカロリーまでが目安とされています。本品は1枚64キロカロリー。バランスの良い食生活の中で1日2枚までがおすすめです。」

 


パッケージ、店頭とウェブサイトでの栄養情報表示

2005年、ネスレは「ネスレ ニュートリショナルコンパス」を導入し、製品に含まれる栄養素、バランスの良い食生活のヒントなどについて情報を提供しています。

2013年には、製品パッケージに記載されているQRコードから、製品の栄養や健康、そして企業情報についての情報にアクセスできる新サービスも一部製品で開始しました。ネスレ日本でも、「ネスカフェ ボトルコーヒー」、「ネスレ ミロ」、「キットカット」(一部製品を除く)、「ウォンカ」、「ネスレ ネスクイック」のパッケージにQRコードを表示し、情報を提供しています。

栄養ガイド表示は、製品1食分あたりの熱量が1日の目安に対して占める割合を一目でわかるように表したものです。消費者の皆さまの健康的な生活を支える食品選びの参考となるよう、多くのネスレ製品で表示しています。

2016年は「ネスレ ネスクイック」と「ウォンカ」、2017年は「ネスレ ミロ」について、子ども向けのカロリーガイド表示に切り替え、より消費機会の多い年齢の消費者層に情報を発信できるよう改善しました。


*「8-9歳の摂取目安」は、「日本人の食事摂取基準(2015年版)」(8-9歳男女平均)推定エネルギー必要量(身体活動レベルⅡ:ふつう)を基準としています。


栄養ガイド表示(カロリーガイド表示)

製品パッケージ表面で、生活習慣病のリスク上昇に関連する、脂質、飽和脂肪酸、糖類や食塩といった栄養素の1食分当たりの量とそれが摂取目安に対して占める割合(%)をアイコン化し、わかりやすく表示しました。

製品パッケージ裏面の「ネスレ ニュートリショナルコンパス」の栄養成分表示と連動し、さらに詳しく確認できるようデザインしました。従来の熱量に加え、生活習慣病に関わる4成分(脂質、飽和脂肪酸、糖類、食塩相当量)の量と1日の摂取目安の割合(%)が一目でわかるように表示しています(一部製品で導入します)。

表示例:「キットカット ミニ 14枚入り」製品の「栄養ガイド表示」

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※5種類の栄養情報表示は一部の製品のみ導入しています


ネスレ ニュートリショナルコンパス

製品パッケージ上で、栄養成分表をはじめ、製品の持つ栄養や健康に関するさまざまな情報を提供しています。


ニュートリショナルコンパス 

消費者の皆さまの間で栄養と健康への関心が高まるとともに、毎日の食品の選択が、心身共に健やかな生活を維持するために非常に重要であることが、科学的研究によって次々と明らかにされています。

こうした状況の下、消費者の皆さまが賢く食品を選択するためには、明確で実用的な栄養・健康関連の情報を提供する食品表示が不可欠です。

ネスレは、最適な食品表示を検討する中で、単に栄養成分値の表示にとどまらない情報パネルを消費者の皆さまに早急に提示することが重要と考えました。

そして、2005年から「ネスレ ニュートリショナルコンパス」という表示パネルを導入しました。このパネルは、製品に含まれる栄養素や栄養価、食生活にバランス良く取り入れるヒントなどについて消費者の皆さまに情報提供し、理解を促進しようとするものです。
製品をよりよく知っていただき、食生活に有益な情報を提供するためにも、ネスレではこのような取り組みを多くの製品について行い、消費者の皆さまの食生活のお役に立ちたいと考えています。



栄養成分に関する補足説明

熱量

熱量とは、生命機能の維持や身体活動のため必要なエネルギー(いわゆるカロリー)のことです。脂質、たんぱく質、炭水化物がエネルギー源になります。摂取する熱量が消費する熱量を上回る状態が続くと体重が増加します。肥満が気になる大人のみならず、美容の観点から熱量の摂りすぎに気を配る若い女性や、熱量過不足に注意が必要な子どもや高齢者など、あらゆる世代にとって大切な情報です。

脂質

脂質は三大栄養素のひとつで、体内で熱量源として、あるいは細胞膜を構成する成分や生理活性物質として働く、体に重要な栄養素です。日本人の食習慣の変化により、脂質の摂取量や摂取する熱量に占める脂質の割合は増加しており、そのことが摂取する熱量の過剰や肥満、生活習慣病の原因になっていることが指摘されています。

飽和脂肪酸

飽和脂肪酸は脂質の主要な成分です。飽和脂肪酸を摂りすぎると、血液中の悪玉コレステロール量が増え、循環器疾患等の生活習慣病のリスク要因となる可能性があることから、WHOは摂取する熱量のうち、飽和脂肪酸による割合を10%未満とすることを推奨しています。

糖類

糖類は「糖質」の中で一般的に甘味のもので、単糖類(果物やはちみつなどに含まれるブドウ糖、果物に多い果糖など)と二糖類(砂糖の主成分であるショ糖、麦芽に含まれる麦芽糖など)を指します。糖類の過剰摂取は、肥満、2型糖尿病や循環器疾患等の生活習慣病のリスク増と関連し、世界中で問題視されています。厚生労働省による「日本人の食事摂取基準(2015年版)」では、炭水化物の目標量は設定されていませんが、WHOは、成人及び子どものための糖類の摂取に関するガイドライン(2015)にて、総摂取熱量の10%未満を糖類の摂取目安として推奨しています。

食塩相当量

食塩相当量は、ナトリウム(Na)量を食塩の量に換算したものです。ナトリウムはミネラルの仲間で、生命の維持に必要な微量栄養素です。しかし、摂取過剰が続くと高血圧などの原因となり、生活習慣病の心血管疾患等のリスクを高めるといわれ、また胃がんリスクとの関連も指摘されています。食塩(NaCl)として摂取することが多いので、製品パッケージでは食塩相当量として表示しています。