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誰もが安全で清潔な水を利用する権利があります。しかし、気候変動、水の消費量の増加、都市化の進行、インフラの破損など、さまざまな要因により、自然な水の循環機能が低下しています。

そこで、ネスレ ウォーターズは、エジプトのベンハで現地のパートナーと協力し、当局とともに水道の復旧、改善を支援してきました。これは、ネスレがリジェネレーション(環境再生)への道のりの一環として取り組んでいる数多くのプロジェクトの一例にすぎません。

2025年までに、ネスレウォーターズの全世界48カ所の拠点で100件以上のプロジェクトを実施し、地域の水循環の再生を進めるというコミットメントを発表しました。このイニシアチブは、2025年までにネスレウォーターズのすべての拠点でAlliance for Water Stewardship(AWS )による認証を取得するという2017年のコミットメントに基づいたものです。

この目標を達成するため、事業を展開するすべての地域で、パートナーやコミュニティと密接な提携関係を築いています。ウォータースチュワードシップの成功には協力が不可欠です。パートナーシップとサポートを通じて有益な変化をもたらし、再生可能な水への取り組みを促すことができるのです。

 

水質改善への取り組み

エジプトのベンハには、ネスレのボトリング施設がありますが、ここは、カフルというコミュニティの中心でもあります。人口27,000人のこの村には、必要とされる清潔な水へのアクセスがありませんでした。そこで、ネスレは地域の自治体と連携し、この問題に取り組みました。

この地域の最大の課題は、信頼できる安全で清潔な飲料水が不足していることでした。そこで、ネスレは地元の水道局と協力して、村民に水を供給する配管網を持つ、給水所の改修を行いました。古い貯水タンクを大容量の装置に交換し、既存の井戸のポンプ効率を改善しました。さらに、清潔な水道水を使える家庭を増やすため、ろ過装置を新たに設置し、水道網を拡大しました。

 

現地のインフラ修復

また、セナイティ運河の修復にも力を入れました。カフルは広大な農村地帯に囲まれていますが、現地の水源はコミュニティが利用するには不十分でした。運河は廃棄物で汚染され、損傷した壁から漏水していたのです。まず、廃棄物の清掃除去から始め、運河の底や側壁をコンクリートで補強して水漏れを防ぐとともに、農地への水流を改善しました。

その結果、作物の生育状態と生産性が向上し、農家の利益と地域コミュニティの発展につながりました。

清潔で安全な水はすべての人の権利です。ネスレは、エジプトの現地パートナーとともに、これらの基準を維持するための支援を続けています。

これは、ネスレが2025年までに事業活動を展開するすべての拠点で、ポジティブウォーター インパクトを目指して取り組む数多くのプロジェクトの一つです。