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ネスレ 2017年 上半期の業績を報告

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神戸
  • オーガニックグロースは2.3%、 内訳は実質内部成長率1.4%とプライシング0.9%.
  • 売上には、事業売却が買収との相殺で-2.3% (主に合弁企業Froneriの創設によるもの)、為替変動が-0.3% それぞれ影響しました。報告ベースでの総売上は-0.3%で430億スイスフランでした。
  • 基礎となる資産ベースの営業利益*率は為替変動の影響を除いて10ベーシスポイント(以下bps)向上、報告ベースで15.8%と堅調でした。
  • 組織再編活動の強化により営業利益率は、為替変動の影響を除いて20bps減少、報告ベースで30bps減少して15.0%でした。
  • 実質ベースの一株当たり利益は為替変動の影響を除いて3.4%、報告ベースで2.1%上昇して1.68スイスフランでした。
  • 2017年通年ではオーガニックグロースは2%から4%の間の前半になると予想しています。営業利益率は組織再編費用がかなり増大した結果、為替変動の影響を除いた実質ベースで現状維持の見込み、為替変動の影響を除いた実質ベースの一株当たり利益、および資本効率は改善の見通しです。


ネスレCEOマーク・シュナイダー:

「2017年前半での私たちの価値創造の進捗を喜ばしく思っています。これにはオペレーション上の堅実な改善やポートフォリオ管理におけるさまざまな選択、そしてバランスシートの効率向上に向けた決断が含まれます。

上半期のオーガニックグロースは私たちの期待に十分沿うものではありませんでした。数量ベースでの成長率は業界では高水準を維持しましたが、プライシングが引き続き軟調でした。アジアとアフリカはプラス成長の勢いを改めて示しました。西ヨーロッパの売上は数量ベースで下落しましたが、これは総じて一時的なものと見ています。南北アメリカは数量ベースの売上がけん引する形で若干改善しました。コーヒー、水、ペットケアの上半期の業績は堅調で、それぞれの成長の可能性を証明しました。

利益率は、組織再編によるコスト節減と効率化が原材料費の上昇を相殺した結果、私たちの期待に応えるものとなりました。更なる利益率向上に向けた取り組みを加速させています。

2017年通年ではオーガニックグロースは2%から4%の間の前半になると予想しています。2020年に向けてのオーガニックグロースの中期予想に変更はありません。」

*基礎となる資産ベースの営業利益の定義は、他の正味営業所得・経費を考慮する以前の営業利益とします。他の正味営業所得・経費には主に、再編費用、減損や有形固定資産の処分、訴訟や義務負担をともなう契約等が含まれます。

グループ全体の業績

ゾーン アジア・オセアニア・サハラ以南アフリカ (AOA)

日本は引き続き好調でした。 オセアニアはプライシングへの圧力のためマイナス成長となりました。

2017年見通し

通年ではオーガニックグロースは2%から4%の間の前半になると予想しています。将来に向けた利益率向上のため、組織再編の費用をかなり増大させています。結果として、営業利益率は為替変動の影響を除いた実質ベースで現状維持の見込みです。為替変動の影響を除いた実質ベースの一株当たり利益、および資本効率は改善の見通しです。