食品廃棄をなくそう

食品廃棄をなくすための10のヒント

8 10, 2017

バナナを腐らせてしまったり、パンを硬くしてしまったり、大事に冷蔵庫に入れておいた残り物を食べるタイミングを逃してしまったりすることは、誰にでもあることです。

私たちは皆、個人的なレベルでは問題を理解しています。わかりにくいのは、一人ひとりの廃棄が積み重なるとどれだけ大きくなるかということです。人が食べる分として世界で1年間に生産される食品のうち、およそ3分の1にあたる約13億トンが、食品ロスになったり、破棄されたりしているのです。

発展途上国では、生産工程上の問題や保存設備の不足がこうした廃棄の原因になることが少なくありません。

一方、比較的豊かな国では、問題はサプライチェーンの末端、つまり私たち消費者にあります。私たちは購入する食品のおよそ30%を捨てています。

豊かな国の消費者は、毎年2億2,200万トンの食品を廃棄しています。これは、サハラ以南アフリカの食品の純生産量(2億3,000万トン)とほぼ同じ量です。

そのコストは膨大です。作物の栽培に使われた水も、生産や輸送に使われた肥料や燃料も無駄になってしまいます。埋立地に捨てられた食品廃棄物が腐敗すると温室効果ガスが発生します。食べない食べ物にお金を無駄に使ってしまったと私たちが悔やむより前に、それだけの無駄が生じているのです。

それでは、この問題を解決するためにあなたができる10の行動を紹介しましょう。

1. 計画的に買い物をする

簡単そうに聞こえます(実際、簡単なことです)が、これはあなたにもできる特に大事なことの一つです。食品を買う時は、たくさん買い過ぎないようにしましょう。

前もって1週間分の献立を立て、必要な食材を書き出し、詳細な買い物リストを作ります。そして、このリストに忠実に従うのです。

2. 冷凍庫を上手に利用する

食材や残り物を冷凍庫に保存すれば、無駄になる食品を減らすのに役立ちます。余分な果物や野菜は旬のうちに冷凍し、パンや一度に食べきれない食品は冷凍しましょう。
傷みやすい食品は調理してから、後で使う時のために冷凍しておきましょう。

3. 賞味期限について知る

食品の賞味期限の表示は、「その日までに食べられなかったら捨てなければならない」と考えがちですが、実は、賞味期限は、「おいしく飲食できる期限」として設定されています。
ネスレ製品の賞味期限や保存方法について、詳しくはこちらを参考にしてください。

4. 食品を適切な場所に保存する

食品を適切な温度で保存すれば、食べられる期間をかなり延ばすことができます。Heart.org(英文サイト)では、果物や野菜を長持ちさせるための保存場所を詳しく紹介しています。
どの食品を冷蔵庫に入れる必要があるかがわかったら、冷蔵庫のどこに保存するのが一番いいかを調べましょう。これも、生鮮食品をさらに長持ちさせるのに役立ちます。

5. 1食分より多く調理する

数回分の食事をまとめて一度に作れば、エネルギー、水と時間を節約できます。

6. 1食分の量をコントロールする

もう聞き飽きたと思うかもしれませんが、大切なことです。お皿に載せる食べ物の量をコントロールすれば、摂取カロリーを制限できるだけでなく、ゴミ箱行きになる食品を減らすこともできます。
最初にお皿に盛る量は少なめにして、もっと食べたければおかわりするようにしましょう。

7. 家にある食品を知っておく

冷蔵庫の中身を常に把握しておきましょう。良かれと思ってとっておいた残り物が奥の方にひっそり隠れていて、気付いた時にはおいしく食べられる時期をとうに過ぎていたということがありがちです。

冷蔵庫の中をきちんと整理しておけば、すぐに食べる必要がある物、買う必要がある食材、買わなくても良い食材がわかります。また、新しく買った物は奥の方に入れて、古い物から先に食べるようにしましょう。

8. フードバンクに寄付する

余分な食品があるのに気付いたら、必要な人に寄付することを考えましょう。近所の人や親類におすそ分けしても良いですし、近くのフードバンクに寄付する方法もあります。栄養があり、安全な未開封の食品は、困っている人にとって大きな助けになります。

9. 生ゴミを堆肥にする

食品をゴミ箱に捨てるのではなく、堆肥にしましょう。そうすれば、埋立地に廃棄されてただ腐るのではなく、栄養豊富な肥料に変わります。 ただし、堆肥にするのは最後の手段にすべきです。アメリカの環境保護庁は、食品の利用法の優先付けを示した「食品回収ヒエラルキー」を提示しています。まずは廃棄する食品を減らすこと、次に食品を寄付すること、家畜の餌にすること、廃棄物を産業用エネルギーに使うこと、そして最後が堆肥にすることです。

10. 廃棄した食品を記録する

食品廃棄の削減に役立てるため、週ごとに捨てた食品の記録をつけましょう。積み重なるとどれだけの量になるか、驚くはずです。また、買い過ぎのパターンを見つけることもできます。
結局は、お金の節約にもなり、食品廃棄の削減にも貢献できるのです。