ネスレのコンプライアンスの基本はすべての関連法規を順守することであり、多くの場合、法律より厳しい社内規則を順守することです。私たちにとってこれは妥協のできないことなのです。
「ネスレの経営に関する諸原則」の骨子
ネスレの目標は、株主、社員、消費者、ビジネスパートナーとネスレが事業を展開するすべての国々の経済にとって、長期的に持続しうる価値を創り出す製品の製造と販売を行うことです。
- ネスレは、良好で長期的な事業展開を犠牲にしてまで短期的利益を追求することを支持しません。
- ネスレは、消費者が信頼を寄せるネスレブランド製品、その製造元であるネスレの行動、信条や活動について、ならびに当社の事業展開に関心を持つことは当然と考えています。
- ネスレは、文化的・社会的多様性を尊重します。出身、国籍、宗教、人種、性別や年齢で差別することはありません。
なおネスレは、人権、労働、環境、不正行為の防止の4分野にわたる国連グローバルコンパクトの10原則を全面的に支持しており、「ネスレの経営に関する諸原則」に反映させています。
私たちの事業活動の姿勢において、次に重要なことはサステナビリティ(持続可能性)です。私たちにとってサステナビリティとは、「環境と開発に関する世界委員会(ブルントラント委員会)」に従い、「将来の世代のニーズを満たしつつ、現在の世代のニーズも満足させるような開発」を意味します。
そして私たちはサステナビリティを超えた三段階目があると考えています。つまり私たちの中核事業戦略および事業活動に組み込んだ形での、株主と社会にとっての価値の創造です。私たちはこれを「共通価値の創造」(CSV)と呼びます。株主や社員、農家、消費者、そして私たちが事業を行っている地域社会のために創造される価値のことです。ネスレの事業活動では、共通価値の創造のための努力は当然、栄養と水資源、農業開発・地域開発に重点的に向けられます。
「共通価値の創造」 - CSVのミッション
事業が長期にわたって成功するためには企業はその株主のみならず社会のために価値を創造しなければなりません。ネスレでは、私たちの製品のために原材料を提供してくださる農家の方々から、社員や消費者そして私たちが事業活動を行っている地域社会まで、関係するすべての人々のために価値を創造することが、私たちの事業の成功であると認識しています。
私たちはこの責務を「共通価値の創造」(CSV)と呼び、栄養と水資源、農業・地域開発の3分野に集中して取り組みます。これらの分野は私たちの事業戦略の中核を成すものであり、21世紀のより良い、そしてより健康な世界を創造するために不可欠な要素なのです。
ネスレは、株主に長期にわたる利益をもたらすためには、ネスレのCSRへの取り組みは、法令順守や環境保護と省エネルギーに対する責務を超えたものでなければならないと考えています。ネスレはまた、社員と消費者、そして世界中の農村地域の原材料供給者の皆さまの健康とウエルビーイングを向上させなければなりません。これがネスレの「共通価値の創造」(CSV)への取り組みなのです。
ネスレは、栄養と水資源、農業・地域社会分野において数十年の実績があります。これらの分野では以下の共通価値を創造しています。
- 世界中の消費者のためにより健康的で手ごろな価格の食品・飲料を開発。
- ネスレの水の使用を削減し、農家と協働して彼らの水資源の利用を改善し、農村地域での清浄な水へのアクセスと公衆衛生を強化。
- ネスレの原材料の供給者である農家の生産物の価値と品質を向上させることにより、農村社会の発展を支援。