重要課題

ネスレでは、ステークホルダーの最大の関心事であり、ネスレの事業に最も重要な課題に優先的に取り組むため、正式な重要課題分析を2年ごとに実施しています。その方法論と最新の評価結果を以下にご紹介します。

重要課題プロセス

ネスレの事業とステークホルダーにとって最も重要な課題を特定し、報告と戦略的な意思決定をより良く支援するため、独立したコンサルティング会社であり、企業サステナビリティを専門とするシンクタンクであるSustainAbility社と協力し、正式な重要課題プロセスを運用しています。詳細なコンサルティングを行った後、ネスレの評判、収益、コストに関連するリスクと機会を決定するために、環境、社会、ガバナンス(ESG)に関する関心事項を特定して評価します。

2016年、SustainAbility社は、以下の4つの作業段階にわたって重要課題分析を更新しました。

  • 課題の特定
  • 事業への影響の評価
  • ステークホルダーの関心の評価
  • レビューと検証

課題は、ステークホルダーの関心度と事業に与える潜在的な影響度に照らしてマトリックス(下図参照)上に配置します。この評価結果は全体として、ネスレの事業が直面する重要課題を表します。これらの課題は切り離して考えるべきではなく、通常相互に関連しており、ある課題における改善が他の課題における変化につながる場合もあります。

重要課題プロセスの詳細については、完全版の報告書をご覧ください。

2016年ネスレ重要課題マトリックス

ネスレ重要課題マトリックス

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17の重要課題が、共通価値の創造の5つの注力分野の下にまとめられました。
各課題には副課題が含まれ、これらについては完全版の報告書で詳しく説明しています。

 


 

ネスレ日本 重要課題

重要課題の評価

ネスレは、数年前からグローバルな観点で、ネスレのビジネスとステークホルダーにとっての課題を特定し、継続的に各課題の重要度を評価しています。

ネスレ日本では、2015年から、日本特有の社会課題を考慮したネスレ日本の重要課題を特定しています。重要課題はグローバルと同様に2年ごとに見直しており、今回、CSRコンサルティング企業の株式会社クレアンの協力を得て再評価しました。

その際、国連持続可能な開発目標(SDGs)など、最近の社会要請を踏まえて抽出した50の課題について、さまざまな専門分野のステークホルダーとネスレ日本の社内関係者にアンケートを行いました。アンケートでは、ネスレ日本のビジネスに与える影響度を踏まえ、各課題の重要度を再評価しました。

アンケート結果に基づき、外部ステークホルダーによる重要度を縦軸に、社内関係者による重要度を横軸に取って、マトリックスを作成しました。このマトリックスでは重要度が高かった20の課題を重要課題として整理しています。

ネスレ日本が取り組むべき課題は、以下の通り分類されます。

  • 「食の安心・安全」:
    食品の製造・流通プロセスにおける安全衛生管理、食物アレルギー/ハラル/グルテンフリー等への対応、食品の原産地偽装など
  • 「栄養・健康と健やかな食生活」:
    過剰栄養、栄養・健康教育、食生活の変化、高齢者の健康
  • 「日本の社会課題への対応」:
    少子高齢化、社会格差・貧困
  • 「責任ある調達」:
    サプライチェーンにおける人権・労働問題、トレーサビリティと透明性の確保など
  • 「公正で持続的なビジネス」:
    コンプライアンスとビジネス倫理
  • 「人材の活躍(人的資源管理)」:
    ダイバーシティ、人材育成
  • 「環境保全」:
    自然資本の保全と持続可能な利用、食品廃棄物の削減

「食の安心・安全」「栄養・健康と健やかな食生活」などはグローバルで共通する分類ですが、個別課題では、高齢者の健康や少子高齢化などは日本特有の重要課題になっています。

各課題がネスレ日本のバリューチェーンに及ぼす影響を考慮し、ステークホルダーとの直接の対話を通じて、重要課題に対するアクションを考えてまいります。

ネスレ日本の重要課題マトリックス



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