利用効率向上

事業全体における水の利用効率とサステナビリティの向上に取り組む

事業全体における水の利用効率とサステナビリティの向上に取り組む

水はネスレの事業に不可欠なものです。原材料の洗浄や加工、設備の冷却、洗浄設備、衛生管理、ボトル入り飲料水事業に使われます。43カ国の7億人の人々が水不足に苦しんでいる現状において、ネスレは節水プロジェクトや取水量ゼロ技術といったイノベーションの導入を通じて、事業全体での水の削減、再利用とリサイクルを継続しています。

私たちの目標

2015年までに、全製品カテゴリーで製品1トンあたりの直接取水量を2005年と比較して全体で40%削減すること。

2015年までに、水と公衆衛生デューデリジェンスに対する人権についての詳細なガイドラインを策定し、実施すること。

2016年までに、ウォーター・スチュワードシップの取り組みを定義し、優先順位の高い5地域で実施すること。

2016年までに、優先順位の高い製造施設の100%で節水プロジェクトを実施すること。

2016年までに、選定された製造施設とすべての新規工場建設地域において、ウォーター・リソース・レビューを新たに45件実施すること。

2020年までに、全製品カテゴリーで製品1トンあたりの直接取水量を2010年と比較して全体で35%削減すること。

2020年までに、水と公衆衛生デューデリジェンスに対する人権についての詳細なガイドラインを、ネスレのすべての市場で実施すること。

私たちの進捗状況
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2015年、全製品カテゴリーで製品1トンあたりの直接取水量を削減しました。ネスレ工場の製品1トンあたりの取水量が10年前と比較して41.2%減となったことで2015年の目標を達成し、2020年に向けて新たな目標を定めました。また、2015年にはネスレ事業において770万m3の水をリサイクルまたは再利用しました。最新のリストでは、水ストレスが深刻となっている、あるいはネスレの年間取水量のかなりの部分を占めている地域にある優先度の高い28工場を特定しています。

私たちの思いは、これらの施設において節水を実施することです。2015年末までに、上記のうち16カ所(57%)の施設でプロジェクトを実施しました。

ネスレのコミットメントの好例は、メキシコのハリスコ州にある乳業工場で導入した取水量ゼロ技術です。このシステムは、地下水を取水する代わりにミルクから出る水蒸気を再利用するもので、1日に約160万リットルの水を節約できます。2015年のグローバル・ウォーター・アワードではこの技術が評価され、ネスレが企業ウォーター・スチュワードシップ・アワードを受賞しました。米国(ケーススタディ参照)、南アフリカ、インド、パキスタンと中国にある他の乳業工場にも、この技術が導入される予定です。

特に地域の生態系への潜在的な影響と、地域コミュニティの水と公衆衛生を得る権利の観点から、ネスレの各施設の評価を行い、地域の水資源の責任ある持続可能な利用を確保できるようにするため、2015年に15件のウォーター・リソース・レビューを実施しました。これにより、2006年にこのプロセスを導入して以来、実施総数は148件となりました。

CEOウォーターマンデートのガイドをもとに、『水と公衆衛生に対する人権尊重のためのネスレのガイドライン』の策定を完了しました。このガイドラインの導入と実施については来年報告する予定です。