利用効率向上

事業全体における水の利用効率とサステナビリティの向上に取り組む

利用効率向上

 栄養・健康・ウェルネス企業であるネスレの事業と製品に、水は重要です。原材料の洗浄や加工、冷却設備や洗浄設備に水を使用します。また、健康的な水分補給のためのソリューションとして、ボトル入りの水も消費者に提供しています。ネスレは近年大きく進歩していますが、取水量、水の使用と処理のサステナビリティについては、引き続き改善を目指します。

2016年の私たちの目標

 2016年までに、ウォーター・スチュワードシップ(水の管理)の取り組みを定義し、優先順位の高い5地域で実施すること。

 2016年までに、優先順位の高い製造施設の100%で節水プロジェクトを実施すること。

 2016年までに、選定された製造施設とすべての新規工場建設地域において、ウォーター・リソース・レビュー(WRR)を新たに45件実施すること。

現在までの私たちの進捗状況

 ネスレは、取水量の削減、水の再利用、雨水などの代替水源利用のためのプログラムを実施しています。これらの取り組みにより、製品1トンあたりの取水量を2010年と比較して25%削減することができました。2016年には、節水プログラムに3,160万スイスフランの予算が割り当てられました。現在、ネスレの工場で516件の節水プロジェクトを実施しており、年間370万m3の水を節約しています。この量は、オリンピックサイズのプール1,500個分に相当します。

 ネスレのウォーター・リソース・レビュー(WRR)は、主要なリスクと機会を特定し、さらに持続可能な水利用のために行動計画を策定するものです。2016年には、キューバ、米国、ベトナム、スイスなど複数の国で計22件の新規のWRRを実施しました。10年前にWRRを開始して以来、現在までに世界各地で目標を上回る158工場でレビューを実施し、ネスレ ウォーターズの100%の施設でWRRを完了しました。

 ネスレでは、水ストレスが深刻となっている、あるいはネスレの年間取水量のかなりの部分を占めている地域にある、優先度の高い製造施設のリストを毎年更新しています。2016年には24工場が優先度の高い施設に指定され、このうち21工場で節水プロジェクトが実施されました。

 2014年、ネスレはメキシコのハリスコにある工場で、取水量ゼロ技術を世界で初めて実用化した企業になりました。2015年にはブラジルで同じ取り組みを実施し、まずパルメイラ ダス ミソンイスの工場にこの技術を導入、次にモンテス クラロスの「ネスカフェ ドルチェ グスト」工場の設計に導入しました。今後2018年までに、さらにブラジルの4工場に取水量ゼロ技術を導入する計画です。

2020年に向けた私たちの目標

 2020年までに、水と公衆衛生デューデリジェンスに対する人権についての詳細なガイドラインを、ネスレのすべての市場と主要な農業サプライチェーンで実施すること。

 2020年までに、全製品カテゴリーで製品1トンあたりの直接取水量を2010年と比較して全体で35%削減すること。

 2020年までに、選定された製造施設とすべての新規工場建設地域において、ウォーター・リソース・レビュー(WRR)を新たに40件実施すること。

 2020年までに、優先順位の高い製造施設に特に重点を置き、選定された地域で新たに10件の水の管理の取り組みを実施すること。