環境-資源利用効率改善

事業における資源の利用効率を改善する
ネスレ日本の視点
製造における環境パフォーマンスの改善

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製造における環境パフォーマンスの改善
ネスレ日本の自社工場での生産量は2005年から2015年までに130%増加していますが、同期間に、エネルギー使用量を19%、温室効果ガス直接排出量を26%、総直接取水量を15%、そして総排水量を44%、それぞれ削減しました。

姫路工場と島田工場で導入しているコージェネレーションシステムは、熱電併給とも呼ばれ、発電時に発生した排熱のエネルギーを有効利用することで総合エネルギー効率を高めるエネルギー供給システムです。

姫路工場では、LNG(液化天然ガス)をタンクローリー輸送して工場内のLNGサテライト基地に備蓄する燃料供給方式を導入し、最大92%という高い総合エネルギー効率(一般的には70~80%)を達成しています。液化天然ガスは重油に比べ、大気汚染につながる窒素酸化物(NOx) や硫黄酸化物(SOx)、また地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を低減することができます。テクノロジーの先進性と先導性が高く評価され、第9回新エネ大賞(新エネルギー財団)を受賞しました。

また、島田工場では、コージェネレーションシステムのみならず、脱臭装置、エアヒーターなど他の燃焼施設に至るまで、従来の重油燃料から環境負荷の少ない都市ガスへの転換が実現されています。霞ヶ浦工場においても同様に天然ガスへの転換が進み、2014年に100%の転換を果たしました。

さらに、姫路工場と島田工場では、コーヒー抽出工程で排出されるコーヒーかすのほぼ100%を燃料として再利用し、その燃焼エネルギーで発生した蒸気を工場の熱源として利用しています。この流動床ボイラーによるコーヒーかす熱エネルギー回収システムは、1983年に日本で初めて島田工場に導入され、1986年には姫路工場にも導入されました。

姫路工場では、燃料による年間エネルギー使用量の約20%がこのコーヒーかす(バイオマス)サーマルリサイクルで賄われており、このシステムは先導的なバイオマス活用の取り組みとして兵庫県の「ひょうごバイオマスecoモデル」第31号に登録されました。また、流動床ボイラーを始めとする一連の取り組みで、島田工場は2013年、経済産業省が認定する、次世代エネルギーパーク計画の一環である静岡県の「ふじのくにしずおか次世代エネルギーパーク計画」の協力施設となりました。

ネスレは、廃棄物ゼロを目指してグローバルでさまざまな取り組みを行っています。その一環として、ネスレ日本の工場では製造過程での廃棄物はもとより、工場から出る一般ゴミの減量にも配慮しています。

島田工場では、2010年から、コーヒー製品の製造過程で発生するコーヒーかすの一部を培養土にリサイクルする活動を続けています。また、「キットカット」を製造する霞ヶ浦工場でも食物残さの全量飼料化に取り組んでおり、2014年には廃棄物ゼロを達成しました。

さらに製造現場だけでなく、ネスレは全社でオフィスのペーパーレス化を目指して、書類の電子化、業務フローの見直しなど取り組みを続けています。

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