生物医科学の推進

パーソナルニュートリション(個別化した栄養)、
デジタルソリューションにつながる生物医科学を推進する
ネスレ日本の視点

 ネスレ ヘルスサイエンスは、全国の医療機関、介護施設やご自宅での栄養ケアにおけるさまざまなニーズに応える栄養補助食品を製造、販売し、全国約1万カ所以上の医療機関、介護施設や在宅医療の現場で使用されています。栄養評価ツールの国内での啓発と普及にも積極的に取り組んでおり、医療、介護従事者向けに、高齢者の栄養状態を簡易に評価する「MNA® (MiniNutritional Assessment)」や、嚥下(食べ物や飲み物の飲み込み)状態を評価する「EAT-10(イートテン)」などを提供しています。

 ネスレ ヘルスサイエンスの営業担当者は全員がタブレット端末を所有、いつでも必要情報に効率的にアクセスできる仕組みを活用し、栄養ケアに関連する総合的な提案を行っています。また、全国各地で開催される医学会において最新の臨床栄養に関する情報提供を行い、「栄養の力」で医療・介護現場の課題解決に貢献することを目指しています。

 世界最大の食品栄養研究ネットワークを有するネスレは、2009年、全世界の製品に刷新とイノベーションをもたらす科学技術を提供することを目的にネスレ リサーチ東京を設立しました。健康、栄養分野における最先端の研究機関と共同研究を行い、イノベーションの発掘を中心に活動しています。この分野の理解を深める取り組みとして、2011年から 「食と生命のサイエンス・フォーラム」 を企画、実施しています。2016年は、東京大学総括プロジェクト機構総括寄付講座「食と生命」、ネスレ栄養科学会議、ネスレ リサーチ東京の共同主催による「食と生命のサイエンス・フォーラム:ヒトの健康と腸内菌叢」を開催しました。

 ネスレ栄養科学会議は、日本の栄養科学の進展および科学的な事実に基づいた栄養関連と健康情報の普及を目的として設立されました。前身のネスレ科学振興会が設立された1993年以来、20年以上にわたり栄養科学の発展に寄与する活動を行っています。2016年は8件の研究助成を行いました。