母乳育児の支援

母乳代替品の適正な販売に関する業界最高レベルの方針を継続的に実行することにより、母乳育児を支援する

母乳育児の支援

 ネスレは、母乳が乳児にとって理想的な栄養であると考えています。そのためネスレは、乳児には生後6カ月間は母乳だけを与え、その後は2歳過ぎまで母乳を継続しながら、適切な栄養を補足する食品を導入するという世界保健機関(WHO)の推奨する基準(WHOコード)を奨励しています。

2016年の私たちの目標

 推進中 – ネスレ ニュートリション事業の取り組みが、FTSE4Good(フィッチフォーグッド)指標の母乳代替品(BMS)基準を常に満たすように努めること。

 推進中 - WHOコードの実施において業界をリードする地位を維持するための方針と手順を継続的に強化すること。

 推進中 - WHOコードに関するネスレの方針の実施状況を継続的に公表すること。

現在までの私たちの進捗状況

 ネスレは、グローバルな「マタニティー保護方針」の導入により、母乳育児を支援する環境を提供できる体制を強化しました。この方針には、有給育児休暇を6カ月まで延長する権利や、柔軟な勤務体系などが定められています。現在、社内には302カ所の授乳エリアがあり、2018年までには、50人以上の女性従業員のいる全事業所に授乳室を設置する予定です。

 2016年には、ネスレの「スタートヘルシー、ステイヘルシープログラム」を通じて、さまざまな公的機関や民間機関との協力により、インドに945カ所、中国に約1,500カ所の授乳室を開設しました。また、母親向けの授乳室検索モバイルアプリの開発も行いました。

 ネスレは、国連が提唱した「Every Woman, Every Child」運動とクリントン財団の「クリントン・グローバル・イニシアティブ」を通じて、母乳授乳をしやすい職場環境を支援することをコミットしており、他のステークホルダーや企業にも働きかけています。

 推奨されているような母乳育児が不可能な子どもについては、乳児用調製粉乳がWHOに適切と認められた唯一の妥当な母乳代替品(BMS)です。ネスレは、少なくとも世界各国の政府により施行されているWHOコードの完全な順守をコミットしています。乳児の死亡と栄養不良のリスクが高いとみなされる152カ国では、国の基準よりも厳しい独自の方針を自主的に適用しています。

 ネスレは、母乳代替品メーカーとして初めてFTSE4Good指標に登録され、2011年以降、母乳代替品の責任あるマーケティングに関する厳格な基準を一貫して満たしています。また、「栄養へのアクセス」指標による母乳代替品販売の方針と活動に関するパイロット評価のサブインデックスでも、第1位にランクされました。

 ネスレでは、コンプライアンスマネジメントシステムを継続的に強化しています。ネスレの母乳代替品販売活動に関する懸念を誰もが提起できる外部苦情処理システム‘Tell Us’など、社内外の苦情処理の仕組みを改善し、そして世界各地の乳幼児栄養部門に勤務する社員を対象に、ネスレの乳幼児向け製品を適正にマーケティングする能力を高めるための研修を実施しました。

 2016年には、活動状況の監査が、37カ国で社内監査役、3カ国でビューローベリタス、1カ国でプライスウォーターハウスクーパーズにより実施されました。進捗状況についてはネスレの企業ウェブサイトで公開されています。

2020年までの私たちの目標

 2018年までに、「マタニティー保護方針」の母乳育児の支援に関するすべての規定を履行すること。

 2020年までに、ネスレが事業を行うコミュニティにおける授乳室の設置を支援することにより、母乳育児にやさしい環境を推進すること。