世界経済フォーラムで世界的な水不足を強調

1 26, 2012
水不足が水へのアクセスを求める競争を激化させる懸念を警告 - S.A.会長 ビーターブラベック-レッツマット 水不足が水へのアクセスを求める競争を激化させる懸念を警告 - S.A.会長 ビーターブラベック-レッツマット

ネスレS.A.会長のピーター・ブラベックはスイス・ダボスで開催された世界経済フォーラムでのスピーチの中で、世界的な水不足を強調しました。

今後20年間にわたる水不足により世界の穀物生産の3分の1が減少し、社会的な不安を呼び起こす懸念があると警告しました。また水へのアクセスを求めて国家間の競争が激化する可能性についても触れています。
この問題への取り組みを支援するため、ブラベックは「2030水資源グループ(WRG)」の規模拡大を発表しました。

資金と支援

WRGは官民のイニシアチブで水資源の枯渇に関するガイダンスや新たな方針案を提示するグループです。国際連合が産業界と政府に対して水資源枯渇の問題に取り組むよう要請したことを受け2008年に設立されました。ネスレはコンサルティング会社のマッキンゼー・アンド・カンパニーや世界銀行などの他のメンバーと協働するグループの一員です。
WRG会長を務めるネスレ会長のブラベックはWRGが国際金融公社とスイス開発公社により財政的な支援を受ける予定であると語りました。また米州開発銀行や他の多国籍企業からも支援を受ける予定です。

政策的リーダーシップの必要性

さらに、水資源の枯渇問題についての政策的なリーダーシップの必要性、特にインドやヨルダン、モンゴルなどの国々における必要性を示す2つの資料が、WRGから国際ビジネス評議会(IBC)のメンバー向けに発行される予定です。IBCは世界経済フォーラムの諮問機関です。

取り組みの明確化

フォーラムには、ネスレのCEOであるポール・ブルケや他の経営陣メンバーも参加しました。
会長のブラベックとCEOのブルケは「共通価値の創造」についてのセッションにも参加しました。「共通価値の創造」はネスレにとって重要な案件です。なぜなら株主にとっての価値を創造すると同時にネスレが事業活動を行う地域にとっての価値を創造することがネスレの事業活動へのアプローチであるからです。
CEOブルケはまた「ビジネス20」のセッションにも参加しました。「20カ国・地域首脳会合」の一部である「ビジネス20」は経済政策や食糧保障などの問題について財界首脳や団体の取り組みを定めることを目的としています。
アジア・オセアニア・アフリカの責任者であるナンドゥ・ナンキシャーは、食糧や水資源、エネルギー、気候変動などの諸問題の解決方法を議論する「ネクサス」会合に参加しました。

世界経済フォーラム2012

財界や政府、市民団体など国際的なリーダー2,500名以上が「大変革:新たなモデルづくり」というテーマについて話し合う5日間にわたる首脳会合に参加しました。