霞ヶ浦工場(茨城県)に「ネスカフェ ボトルコーヒー」新ライン導入

7 10, 2012
霞ヶ浦工場(茨城県)に「ネスカフェ ボトルコーヒー」新ライン導入 
 

ネスレ日本は日本で初めてアイスコーヒーの大々的な広告展開を実施して以来、継続的に飲用提案を行い、家庭でアイスコーヒーを飲む文化を定着させてきました。ネスレ日本のボトルコーヒーはこれまで1997年に島田工場(静岡県島田市)に導入した1号ライン、2008年に同工場に導入した2号ラインで製造してきました。

昨今のボトルコーヒー市場、特にファミリーサイズ(900ml)ペットボトルコーヒーカテゴリーは、簡便性と家庭内のアイスコーヒー飲用の高まりから、継続的に成長しています。その中で「ネスカフェ ボトルコーヒー」は2008年の100%自社製造化を機に、年々市場の伸び以上に成長を続け、市場の拡大に大きく貢献しています。製品のラインアップを拡充した今期は、2012年5月ついに「ネスカフェ ボトルコーヒー」新製造ライン建屋カテゴリーNo.1(*1)のシェアを獲得。消費者の支持を受けてますます成長を続ける 「ネスカフェ ボトルコーヒー」の需要増に応え、高品質な製品をより安定的に供給する体制を整えるために、このたび霞ヶ浦工場内に新たなボトルコーヒーの製造プラントを設置します。

*1: ファミリーサイズ(900ml)ペットボトルコーヒーカテゴリーにおける販売量シェア / ネスレ調べ

「ネスカフェ ボトルコーヒー」は家庭内、屋外を問わず最も愛される液体コーヒー飲料となることを目指します。将来にわたり市場の成長をけん引するために、まず中期的にファミリーサイズ(900ml)ペットボトルコーヒー市場において 確固たるマーケットリーダーの地位を築き、継続的な市場の拡大を図ります。そして新ラインの稼働を機にこれまでにないさまざまな提案を行い、新しい飲用者の獲得を通じて液体コーヒー飲用の拡大を図ります。

霞ヶ浦工場は利根川水系の豊かな水に恵まれ、緑豊かな自然に囲まれた環境に位置しています。
ネスレの主力工場として「ネスレ キットカット」「ネスレ ブライト」「ネスレ ミロ」などの菓子、飲料を含む幅広い製品群を製造してきました。「地域と共生する工場」を目指しており、これまでもドクターヘリのヘリポートや、事業所内保育園「ねすれっこ・はうす」設置などの施策を行ってきました。今回の新ラインの設置によって新たに15人の雇用を形成することができ、今後も地域に根差した工場であり続けることができると考えています。

【主な製造製品】

主な製造製品  

写真左から
「ネスカフェ クリアテイスト低糖 糖類50%減 900ml」
「ネスカフェ クリアテイスト無糖 900ml」
「ネスカフェ クリアテイスト カフェインレス無糖 900ml」
「ネスカフェ クリアテイスト エスプレッソ低糖 糖類50%減 900ml」

霞ヶ浦工場のボトルコーヒー新製造プラントは、業界最速、最新鋭の技術を搭載した設備が導入され、高品質な製品を安定的に供給し、また環境により配慮することが可能となります。主な特長は以下のとおりです。

高品質な製品

新製造ラインには「ネスカフェ」ペットボトルの最新鋭の技術で「ネスカフェ・アセプティックアロマキープ製法」が導入されています。「ネスカフェ・アセプティックアロマキープ製法」は「真空アロマ抽出製法」「無菌充填プロセス」、および「非加熱アロマキープ製法」から構成されており、コーヒーにとって最も大事な香りの成分をボトルに封じこめることで、より淹れたてに近い味と香りのコーヒーをお客さまにお届けすることが可能になりました。「ネスカフェ ボトルコーヒー」のコーヒーは「真空アロマ抽出製法」で抽出しています。挽いたコーヒー豆を真空状態で蒸らし、その後抽出することにより、良質なコーヒー液を得るだけではなく、失われやすいコーヒーの香りの成分を逃さずキープしました。

「無菌充填プロセス」は調製したコーヒー液を高温短時間滅菌(UHT)後、高度に管理された無菌の環境下で、低温でボトルに充填。従来の「ホットパック充填」(*2)の加熱工程で失われていた繊細なコーヒーの香りが、熱によって損なわれることを防ぐプロセスです。霞ヶ浦工場に導入される最新鋭機はボトル成型から充填工程が一体化された「モノブロック構造」になっており、これまで以上に衛生的な環境での製造が可能となっています。「ネスカフェ ボトルコーヒー」は「無菌充填プロセス」に加えて、さらに独自の技術である「非加熱アロマキープ製法」を導入しています。この独自の技術により、香りの成分を多く含んだ部分を一切加熱することなくボトルに充填することができます。これにより、従来の「無菌充填プロセス」の高温短時間滅菌の加熱で失われていた繊細なコーヒーの香り成分をも守ることができるようになりました。これら3つの技術の組み合わせによって、加熱殺菌工程での劣化を防ぎ、さらに多くの香りの成分を製品のボトルに閉じ込めることができるようになり、より淹れたてに近い味と香りのコーヒーが製造可能となりました。

*2: 高温短時間滅菌後、摂氏85度程度の高温で充填し、その後も高温を保ちボトル本体を殺菌する方法。加熱時間が無菌充填に比べ長い。

安定的な供給

新製造プラントに新設される3号ラインは一日最大60,000ケース(1ケース12本入り)の製造が可能な無菌充填設備です。既存の島田工場1号、2号ラインに加え約70%供給量を増やせます。また、製造拠点がこれまでの島田工場1カ所から3号ラインを導入する霞ヶ浦工場も含めた合計2カ所に増え、災害等の非常時にもより安定した供給が可能となります。

環境への配慮

新製造プラントは、環境にも配慮した最新鋭の「無菌充填プロセス」設備を導入することで、ネスレがグローバルに推進する「持続可能な環境方針」をさらに推し進めることができます。

〔水資源・エネルギー〕
「無菌充填プロセス」は一般的には「UHT・ホットパック充填」より水の使用量が少なくて済みます。これに加え、今回新プラントに導入する最新鋭の機械ではネスレが従来採用してきた「無菌充填プロセス」よりさらに1日あたり約240トンの削減が可能です。この量は平均的な世帯が使用する水の量で換算すると約330世帯分に相当します。また新プラントには一般的な重油ボイラーではなく、より環境に配慮した液化天然ガス を使用するボイラーを採用しました。液化天然ガスは重油に比べ、大気汚染につながる窒素酸化物(NOx)や硫黄酸化物(SOx)、また地球温暖化の原因となる二酸化炭素の排出を低減することができます。

〔パッケージ〕
新プラントに採用した最新鋭「無菌充填プロセス」によって、ペットボトルの減量が可能 となります。 キャップとラベルも含めファミリーサイズ(900ml)ペットボトルコーヒーでは 国内最軽量(*3)の現行パッケージを継続して使用します。また新ラインでは、新たに 厚さ30μmのラベルを採用し、ラベルの厚みも薄くなりました。今後もさらに使用する資源の削減を続けるとともに、家庭ゴミの減量にも配慮していきます。

*3: ファミリーサイズ(900ml):キャップ・ラベル・ペットボトル合計重量 (2012年6月13日現在 ネスレ調べ)