ブランドヒストリー 「ネスレ ミロ」

5 11, 2016

1934年:ネスレのスーパーブランドを生み出した「ミロ」スーパーマン

あなたが雄牛を背負えるほど力持ちだったら、と想像してみてください。紀元前6世紀、オリンピックで6度の優勝をなしとげたギリシャのクロトン出身のミロンという選手は雄牛を背負うことができたという伝説があります。

これは神話の物語です。明らかな動物擁護の問題は別として、雄牛を肩にかつぐことができるとしたら、あなたはやってみたいですか? ちょっと恐ろしいですね。

しかし、ミロンの神話は、「ミロ」のブランドイメージをうまく捉えています。「ミロ」は、ネスレの雄牛話を伝えるのではなく、大恐慌時代に貧しい食事と低栄養に苦しんでいたオーストラリアの子どもたちに、元気を与えたブランドでした。

1934年、ネスレ オーストラリアの科学者トーマス・メインが、水にも牛乳にも溶け、ホットでもアイスでも飲める、粉末チョコレート麦芽飲料を開発しました。メインは、その年のシドニーロイヤルイースターショーで「ミロ」を発売、93才で亡くなるまで毎日、カップ1杯の「ミロ」を飲んでいました。

ネスレは、1935年、オーストラリアのスミスタウンにある工場で「ミロ」の製造を開始しました。それから80年以上たった今も「ミロ」の製造を続けており、「ミロ」は世界中の24工場でも製造され、40カ国以上で販売されるまでに成功しています。

 

関連リンク:ネスレの歩み