「小さな変化が大きな違いを生みます。再生プラスチックを25パーセント含むボトルを自社製品に採用しています。また、店内にこのようなリサイクルステーションを作ったグリーノプス(北米で環境改善事業を行うウエイストマネジメント社の子会社)とのパートナーシップを通じて、さらに多くの人々がリサイクルをするよう働きかけています。」
右)ネスレウォーターズ シニア・イノベーションズ・マネジャー
モニク・ミムス
「ホールフーズ・マーケット(米国の食料品スーパーマーケット)が設立された30年前から、リサイクルは私たちの基本的価値観のひとつです。この地域で私たちが大事にしていることであり、私たちの企業姿勢を雄弁に物語ってくれるものです。パートナーであるグリーノプスから提供されたマシンに戻されたプラスチックボトルを収集しており、グリーノプスではそれらを再利用できるように加工しています。」
左) 米国カリフォルニアにあるホールフーズ・マーケット ストア・チーム・リーダー
トニー・バヌエロさん
背景
人口増加、飽くなき豊かさの追求、ライフスタイルの変化など、世界中の人々の活動からもたらされる負荷が、この惑星の限界を超えつつあります。地球は近い将来、食糧安全保障に重大な影響を及ぼすような深刻な水資源の危機に直面することになるとネスレは考えています。農産物の生産から製造、消費までのフードチェーンは、水の質と水の入手、気候変動、エネルギー利用、生物多様性、土壌の質、大気の質などを大きく左右する一因であり、同時に、それらの環境資源に大きく依存してもいます。たとえば、淡水の入手しやすさと利用しやすさといったことは、ネスレの事業運営に大きく影響を及ぼすものであり、また気候変動も、この先数十年のうちに私たちの事業運営を左右するようになることが予想されます。
ネスレの目標
ネスレの大目標は、おいしくて栄養があり、かつ、環境フットプリントを最低限に抑えた食品飲料の製造であり、そのために私たちは、業務効率と環境パフォーマンスの改善に努めています。自社の事業運営および広範なバリューチェーンでの影響について、ライフ・サイクル・アプローチを適用して吟味・評価を行っています。ネスレにとっても社会にとっても、よりよい未来と「共通価値の創造」に向けて、今後も取り組んでいく所存です。
ネスレの活動
環境保全に関するプログラムや取り組みに対してネスレが2009年に行った投資は2億2,000万スイスフラン(約190億円)を超えるものでした。私たちは今後も引き続き、水、非再生可能エネルギー、その他の天然資源の使用量の削減、温室効果ガス(GHG)排出量の削減、廃棄物の削減、包装材の環境パフォーマンスの改善などのために必要なプロジェクトを実施していきます。また、サプライヤーと協働して、水管理の促進など、サプライチェーンにおけるより持続可能な実践の推進に努めます。
ネスレの実績
ネスレは、事業運営に係るエネルギーの効率化や再生可能エネルギー源への移行によって、エネルギー消費量の削減を推進するとともに、水の使用量ならびに二酸化炭素排出量の削減を実現してきました。埋立てや非エネルギー回収型焼却施設に回される廃棄物量の削減も行っています。包材重量の削減は、今後優先すべき課題です。
CSV要約
- ネスレにとっての価値
環境パフォーマンスの向上、工場の生産性の向上、リスクとコストの削減、原材料と水資源の長期的な利用、持続可能で収益性のある成長
- 社会にとっての価値
環境基準の向上、地元の雇用機会、収入と生活水準の向上